「私と転職活動」心変わり⑦視野が広がる。「私の転職先は、選ばない他の領域にあるのかも」と考える。
波のある転職活動では、新しい自分を発見したり、今の自分では考えられない天職と出会えることも、あるかもわかりません。
私は製造業を希望し転職活動をしていました。ただ、私の製造業のキャリアは、この世界では短く、それを短いと感じたのも、転職活動をはじめてからのことでした。派遣社員で4年間、工場に勤務しましたが、多くのことが凝縮されたこの4年間は、自分の中では4年以上の経験と言いきれるものでした。ところが応募にすら繋げていけない時、それを証明するものが何もないことがわかりました。実践で役立てていけることや持ち合わせる意識など、すべてに「資格」があるわけではありません。
応募書類では伝えられる量が限られます。なのに、面接にも行き着けない。製造業の希望職種に就くことの難しさを感じはじめるのでした。また同時に、応募したい求人も底を突きかけている気がしてきます。「就職じたい無謀だったのだろうか」と、やっていること全部が間違っているような気持ちになりました。
採用まで時間がかかることも実感したので焦りもでます。ならば、なおさら沈んでいる暇などありません。気持ちをきりかえて仕事に就く方法を考えた時、視野はぐんと広がります。「もしかしたら私は、もっと違うジャンルの方がむいているのかも。」と、思いきって、全くこれまで縁がなかった職種「営業職」に応募するのでした。