「私と転職活動」心変わり③強行突破で応募することを、やめていこうと思った。
仕事内容と、どんな人が相応しいかは、応募者より求人を出している企業のほうがわかっていると思っても、自分で確かめないと気がすまなかった時の話です。
私は、女性がその場所に立つことは今までなかったというポジションで仕事をすることになったり、派遣で勤務していた工場では、男性社員が預かっていた持ち場を引き受ける機会をもらうなど、意外や例外に恵まれてきました。それもあり、転職活動初めての応募は、年齢オーバーも気にすることなく応募し、それでも面接に結び付けていくことができたので、頭のどこかで、募集要項と少し違っても、意欲で強行突破できるものだと思っていました。
そして見つけた忙しそうな職場。企業が求めていた人材とは、かなりかけ離れているみたいでしたが、気にすることもなく、さぁ、面接です。この時、私は、もうその企業で働くつもりでいました。今となっては、おめでたい話です。
来てほしい、でも、可能ならの話だと採用担当の方は言いました。扱う部品が重いからです。「可能にさえすれば、ここで働けるのだな。出来ないことは、出来るようしたら良いだけ」という考えでした。重いものは、これまでたくさん扱った。配送業者の方に、運動部出身か?と言われたこともある。
そして工場見学をし、その重い部品とご対面です。.....。
私がホームページで見てきた部品が、まさか、こんな大きさとは。私が知っている「重い」と全く違いました。一番軽いと言う部品を持ち上げさせてもらった時、私は、ここで、役に立てる確信を持てませんでした。部品が重いことの説明は応募前からうけていたのに、私がこの企業で働きたいという意欲で突き進んだために、工場見学の短い時間と言えども、企業の貴重な時間を奪ってしまったような気分になるのでした。
この先の転職活動に活きる有意義な応募となりました。
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