猫の鳴き声
猫と一緒に暮らすまでは、猫の鳴き声ってニャーとかニャンだと思い込んでいた。でも今は何ならそう鳴くことの方が稀なのではないかと思う。
我が家で暮らす3匹の猫たちはそれぞれお喋りで、わりと個性的な鳴き方なのか?ほとんどニャーと言わない。
以前は鳴き声で要求を探し当てるなんて無理でしょうとか思っていたし、元々は犬派なので猫のことは本当に知らなかった。
最初の子を保護した時、台所から
ピェェ~
と聞こえた。ピェェ~って何の鳴き声や?と思って外に出たらカラスが群れを作って鳴き声の元を探していたので「もしかして猫?」と気づいて探し出した。
ピェェだの、ピャァだの鳴く猫は、保護した時はたったの320グラムしかなかった。もう空気。手のひらにちんまり乗っている猫を見たときに私は犬も猫も好き!!って突然メーターが振り切ったような気がする。
数日後に今度は
ンゲェェー
な鳴き声がする。
2匹目に保護した子はやはり小さく、340グラムほど。更に猫メーターが加速する。
その小さな変な鳴き声の猫たちを保護し、一緒に生活をしていくうえでたくさん話しかけてしまう。可愛い可愛い、美人さんね、そう言いながら育てたからか、彼女たちはいくつかの言葉をきちんと認識して尻尾で答えてくれる。
それぞれの名前、可愛い、美人、ご飯、遊ぶ、おいで、あたりを言うと尻尾を動かして「ンゲェェー」とか「ワーン」「ンネネネ」とか言いながら近寄ってきてくれる。
めっちゃ喜ぶのは「世界一の美人さん」って言ったとき。尻尾がブンブン揺れて犬みたいになる。
そして3匹目が我が家に来たとき。鳴き声は
メェーヨン
今まで聞いたことない。笑
だから3匹目の愛称は「めーちゃん」。
この子は犬たちと共に生活をしているからか、若干横暴な犬に近い攻撃的な猫。でも人一倍甘えるのが上手で、唯一一発芸ができる。
めーちゃん、頭は?
って言うと頭突きをしながらグルグル喉を鳴らしてひたすら「メェーヨン」と鳴きながら、人間がありがとうと言うまで頭突きを繰り返す。肩に乗って頭突き、テーブルから頭突き、飛んできて頭突きとバリエーション豊富。
めーちゃんも、やっぱりニャーとは言わない。メェーヨンか、ワンが主体。
鳴き声は何とも言えないけど、皆個性的でとっても可愛い。もちろん今は鳴き声で何を要求しているのかもわかるし、完全下僕魂が根付いている。
そんな猫たち。
本日最初の2匹が推定3歳のお誕生日です。
私がこれくらいでって勝手に日にちを決めたのだけど、もう3年も経つのかと感慨深い。
おっかなびっくりで保護して、そのまま流れで一緒に暮らしているけど。想像の何万倍も猫って可愛いものだなと思う。もちろん手もかかればお金もかかるし、心配すぎて外出もほとんどしなくなるくらいだけど。
もちろん犬も可愛いし、皆尊い。
我が子と同等レベルで愛情を注ぐことになるとか考えもしなかったけれど。このまま病気もなく元気いっぱいに育ってくれるといいな。
みんな避妊手術をしているから、太りすぎないようには注意しなきゃ。人間も犬猫も、太りすぎは良いことないですからね。