頸椎椎間板ヘルニア一歩手前(首が痛い)
2021年梅雨梅雨の頃、首の椎間板ヘルニアの手前であると診断されました。
自分用の備忘録として、そして同じ状況で情報を探している人にとって、少しでも参考になることがあればと思い記録します。
1-1.【前日談】肩こり?
2021年6月17日(木)
朝起きたら首が少し痛みました。最近特に首が痛くなる心当たりがありませんでしたが、肩こりかな?くらいの少し違和感がある程度で気にせず一日を過ごしました。
2-1.【症状発生当日】ベッドから起き上がれない
2021年6月18日(金)
朝起きたら首に激痛を感じました。
起き上がることもできないレベルです。
その日の午後は仕事で予定もありましたが、その状態で数分考えてから午前中は休暇をもらって病院へ行こうと決めました。
30分くらいしたら起き上がることはできるようになりましたが、首へ刺激を与える動作が厳しい状況。
横になっていれば大丈夫ですが、以下のような症状が見られました。
【症状】
以下の動作の際、首が痛む
・首を振る
・喋る
・物を飲み込む
振動が首の痛いところに伝わる感じ
首の後ろを手で押してやると、楽になる
首がここまで痛いというのは人生初です。
筋肉的なものが原因なのか、もしかしたら神経が損傷しているとかそういうやばいことになっているのかもしれないと不安になりました。
自宅から徒歩5分で行ける総合病院に整形外科が入っていたので、受付開始の9時の少し前に到着して診察してもらいました。
整形外科の待合は私が2人目だったので、9時15分くらいには診てもらえました。
2-2.【診察】椎間板が原因
問診、触診、レントゲンにより先生から次のようにお話がありました。
【原因】
①いくつかある頸椎椎間板のうちひとつが小さい
②首の骨の形が、くの字になっている(通常はS字)
ので、首への負担のかかり方が、通常より大きいため、痛みが出ている。
何かきっかけがあったというわけではなく、昔からこのような状態で椎間板に負荷が掛かっていたと考えられる。
よくある話のようです。
まず椎間板についての説明です。
人間は背骨(脊髄)を24個の骨(椎骨)で構成しており、その椎骨同士をつなげているのが椎間板というクッション的なものです。間にあるので23個あるんですかね。
この椎間板は、場所によって上から頸椎(首)椎間板、胸椎間板、腰椎間板と分けることができます。
さらに椎間板の構成も細かく見ていくと、髄核と呼ばれる椎間板の中心にあるものを線維輪というコラーゲン状の物質が囲んで、一つの椎間板と成っています。
今回は私の首椎間板のうちの下の方にある一つの椎間板が潰れている様子で小さくなっているということでした。
小さくなっている理由は、何かの原因によって線維輪が損傷して破れてしまい、線維輪を構成しているコラーゲン状の物質と中の髄核が外に飛び出してしまっているからのようです。
そして外に飛び出した髄核が神経を刺激して痛みを感じるそうです。
とても痛そうな説明ですよね。実際すごく痛かったのですが、それよりも私はこの説明を聞いて外に出たコラーゲンはどこに行ったのか、が気になりましたが質問することはできませんでした。ほかにも先生に聞きたいことはありましたが、声を出すのが痛くて少ししか質問ができませんでした。
線維輪が損傷した原因については、普段からの姿勢(特にデスクワーク時)やサッカーなどのコリジョンスポーツが認められるだろうということでした。
特別何かをしたというわけではなく、長年の悪い積み重ねが原因のようで、首の骨の形がくの字になっていることも普段から姿勢が悪いことを表しているそうです。
頸椎椎間板の症状が進むと、脊髄の神経を刺激するので、手足のしびれや体全体の神経系に影響が出ることもあるそうです。すごくこわい。
幸い私は首が痛いだけで済んでいますが、悪化するともっと症状が出てくるかもしれません。
2-3.【処置】飲み薬と姿勢についてのアドバイス
処置については次のように対応してくださいました。
【処置】
以下の飲み薬を処方
①痛み止め薬
②筋肉の張りをほぐす効果のある薬
ひどい状態でなければ自然治癒します。
とりあえず初日から14日間は飲み薬で様子を見て、それでもよくならないようなら、MRI等検査を検討するため、改めて受診しましょう。
そして今回だけでなく、これからの生活で意識した方が良いことも、次のようにアドバイスいただきました。
【改善するための日常生活での意識】
①首に負担をかけないような姿勢
②筋肉をほぐすこと
とりあえずは薬を処方してもらい、アドバイスもいただいて正午に近づいてきましたが、痛みは相変わらずです。
午後も休暇をもらうことにして、結局この日は一日休養していました。
3-1.【翌日】だいぶ楽になった
6月19日(土)首は少し痛みますが、日常生活は問題なく過ごせるようになりました。
処方してもらった薬も飲み、首に負担をかけないように過ごしました。
とりあえずは自然治癒するみたいなので、薬を飲みながら安静にして過ごしたいと思いますが、根本の姿勢やサッカーについて見直さないと再発するかもしれないし、もっと悪い症状が出るかもしれません。
丸一日原因と対応について考えてみました。
3-2.【これからの生活】シセイカイゼン!シセイカイゼン!
先生からのアドバイスによると、主な原因は以下の二つのようです。
【私の椎間板を痛める主な原因】
①日常生活での姿勢
②サッカー
一つずつ考えていきます。
①日常生活での姿勢
これは十分に納得できます。
身長が180㎝ある私は、屋内のドアをくぐるときや座っているときなどにからだを屈めることが多いです。
今までも立っているときは姿勢を意識していましたが、デスクワーク時には胴が長いこともあってもう良い姿勢でいることを諦めていました。
つまり私の生活の中での首への負担は、デスクワーク時のものがほとんどだと思いますので、デスクワーク時の姿勢改善を徹底的に行うことにします。
机の高さ、椅子の高さ、パソコン類の位置角度、目線や背中の力の入れ方を全て計算して、椎間板に優しい環境を試しで構築してみました。
早速その環境で仕事をしてみると、とても肩が凝りました。
実は私は今までデスクワークであまり肩が凝ったと感じたことはありませんでした。
もしかしたら不適切な姿勢により、通常は肩などにいく負担を首が一手に引き受けていてくれたのかもしれません。
この環境が本当にからだに優しいのかは検証していく必要がありますが、この肩こりはデスクワークでは通常のものであって、その負担に慣れていない私の肩が疲れやすく感じているのかもしれません。
椅子に敷くクッションなども色々売っているので試していきたいと思います。
併せて、デスクワーク時以外に関しては、元々首に負担をかけるシーンは少なかったと思いますが、その中でも改善できるところは意識したいと思います。
「首が重い頭を支えてくれている」という意識を持って姿勢改善をしていきます。
②サッカー
先生によると、サッカーだけでなく、ラグビーなどの激しい接触を伴うスポーツで、首に負担がかかることがあるということです。
サッカーで腰の椎間板損傷はよく聞きますが、首は聞いたことがなかったので意外だと思いました。
サッカーは小学一年生の頃から現在まで続けています。
現在も社会人のチームに所属し、練習や試合を行っています。チームメイトと勝利に向けて一生懸命活動しているので、確かにからだに負担を掛けていることもあると思います。
今すごく悩んでいるのが、この状況でどうサッカーに向き合っていくかということです。
完治するケガならば無理をしないで完治してから復帰すれば良いと思いますが、今回のは完治という概念ではなく慢性的に付き合っていくものだと思います。
無理をしない範囲で活動をしていく、というところが現実的な落としどころだとは思っていますが、無理をしない範囲という線引きが難しいところです。
試合になればムキになることもありますし、それがどの程度ダメージを蓄積しているかというのもよくわかりません。
極端な話、これからは接触プレーを避けて練習のみ参加すればからだは安全だと思います。
この問題の結論については、監督に相談しながらこれからも検討していきたいと思います。
4-1.【からだの変化】最近病気やケガが多くないか
2021年に入ってから病院に行くペースが増えました。
舌だったり歯医者だったり整形外科だったり。
年齢とともにからだが衰えていくことは当然ですが、その一言で済ましたら何もできなくなってしまいます。
予防やトレーニングによって健康へ良い影響を与えることもできるはずです。
「もう若くない」という言葉は年齢のせいにしてできる努力を怠っているように聞こえてあまり好きではありませんが、「昔と同じからだではない」ことは事実なので、今まで以上に健康を意識して生活していこうと思いました。
痛々しい表現を含んでいる記事ですが、読んでいただきありがとうございます。
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