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【共感から始める物語】

映画、演劇、漫画やアニメ
どんなジャンルにおいても物語というのは欠かせません。

設定やテーマもないままに進んでいくのでは物語とは言えません。
登場してきた人物が愛する人を亡くしたから泣いている
そのような背景もなく泣いていても
それまでの物語をイメージができないのは当然です。

世界観への没入

ジャンルにおいては、例えばアクション

彼の名前はエージェント〇〇
政府が裏で暗躍しているのを止めるために日々スパイ活動を...

作品によって変わる部分はありますが
基本的には登場人物によって交わされる台詞の中で
解説してもらうことがほとんどです。

随時触れられていくため、見ている方も
多少の個人差はあれど難なく理解することができます。

比べて、ミュージカル

一目見た瞬間に電流が走り、二人は恋に落ちた!

あくまで一例、加えて自分は鑑賞経験はありませんが
詳しい知人に聞くところによると
物語は観客の思いは無視し、進んでいきます。

ここが大きな違いとなっている点ではないでしょうか。

なんでそうなったのか、そう思ったのか
という心情面などを音楽や歌唱を用いて表現すること
これがミュージカル特有の表現だと考えています。

このように、ミュージカルを鑑賞する上で一番重要となる点が

物語への共感

自分はこう思ったという考えではなく
登場人物は、こういう思いを胸に生きているんだなぁと
理解をすること、歩み寄ること。

これがミュージカルの楽しみ方の一つだと考えています。

苦手意識があるなら、まずは楽しもう

恋に落ちるシーン、何かうまくいかなかったシーン
象徴的な場面において
ミュージカルでは、音をふんだんに用いて
物語の転換を起こしています。

音楽が変わった、歌を歌い始めた
と気づいたら前後の展開に注目してみましょう。
そうすることで、掴めていなかった世界観が少しずつ
理解できるようになり、没入することができます。

イメージとしては少女漫画に近いものを感じます。
否定しているわけではありませんが
近所の幼馴染と恋に落ちて付き合うといった設定
自分は幼少期から引っ越しが多かったため
いまだにフィクションの世界だと思っています。嫉妬です。

それでも、どこかに憧れに似た感情は誰しも抱くはずです。
その気持ちを全面的に押し出すことで
ミュージカルについても楽しめるのではないかなと考えています。


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