HEAD PHONES PRESIDENT ロックミュージカル『COLORS』出演後記6
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舞台『COLORS』第1部でさずかった二つの大役ーその2
もう一つの(私的には)大役、それはダンサーさんの「早着替えアシスタント」。バックステージでの役割なので、お客様は誰も知らなかったはずだ。
ショーの最中、ほとんどの出演者が複数回着替える。
しかも「早着替え」で。
中でも曲の数小節内に着替えないといけないダンサーさんがいたので、私は早着替えを手伝う任務を仰せつかった。
初体験がうれしいお年頃
スタッフから「出演者にこんなことさせてごめんなさい」と気づかってもらったが、私にしてみれば「ワクワクドキドキの初体験をありがとう!」だ。
むしろ何でも体感して知るべきなんだけど、年齢を重ねるとともに初体験ってできなくなるからね。ありがたし。
ダンサーさんの衣装は、予習しておかないと袖口や首を通す場所がわからなくなるほど複雑なつくり(だからカッコよく見えるんだけどね)で、一つ入り口を間違えたらアウトだ。
ダンサーさんは着脱に慣れたもんだが、私はビギナーなので、着せるお手伝いリハーサルを何度もやった。
まずはトップスに顔を通して、右手入れて左手入れて、しゅるーん(生地を伸ばして整える音)、最後にスカートをくるんと巻いてOK!
どんな光景かは想像にお任せするが、なかなかのテクニックを要する作業で、うまく間に合ったときにはダンサーさんと(エア)ハイタッチしたほどだ。
このシーンは、第1部の莉久としての出番の後だった。
私は自分の出演後、舞台裏でダンサーさんの衣装のハンガーを握りしめて「早着替えアシスタント」としての出動をじっと待っていたのだ。
(自分の出番前より緊張した記憶が……)
結果、(なんとか)事故なく早着替えは終わったけど、もっと上手いやり方があったんだろうと思うと、リベンジへの闘争心が湧く。←家でやれ
いろんな役と経験をさせてもらって、2日間の舞台は終わった。
振り返れば、あっという間だった。
本番中におこったあ~んなことやこ~んなこと、話せばきりなく出てくるが、アンオフィシャル日記だから、私のことだけ書かせてもらった。
舞台出演におけるたった一つの後悔
思い残すことなく完全燃焼した舞台出演だったが、一つだけ後悔していることがある。それは……
記念撮影での、私のポーズだ。
千秋楽が終わった直後で、急いで集合したからとはいえ、そもそもANZAさんの隣に居座ること自体が空気読んでない。
加えて、周りが可愛らしい方々だから自分は面白い担当のほうがいいかと思いとっさにとったポーズが、どうみてもプロレスラーに憧れる中途半端な素人だ。←ちなみにプロレスは好き
最後の最後にやっちまったことを、後日送られてきた公式写真で知ったのだ。
人生は思い通りにいかないものだ。
舞台出演の感想
ここまで舞台(裏)後記を読んでいただき、ありがとうございました。
忘れっぽいので、大事な記録を残しておきたくて書き始めた自己満日記ですが、多くの方々に読んでもらえて、嬉しかったです。
ようやく〆に入ります。
まずは見てくれた皆さん、応援してくれた皆さん、ありがとうございました。出演者の一人として、本当に嬉しく思っています。
また、主催のHEAD PHONES PRESIDENTとスタッフの皆さん、本当に大変だったと思います。お世話になりました。
コロナ禍で全員一度に集まれず、シーンごとに出演者を集めての稽古の段取り、それはそれは難儀したと思います。
そして、HPP結成20周年を記念する大事な大事な舞台に私を立たせてくれたこと、感謝してもしきれません。ありがとうございました。
感謝しきれないので、何かでお返しできるボーカリストになるべく頑張ります!
あわせて、出演者の皆さん、制作スタッフの皆さん、新参者の私を優しく迎えてくれて、お忙しいときでも快く指導してくださり、本当にありがとうございました。
皆さまのプロフェッショナルな仕事が、前作からのHPPの舞台を完成させてきたのだと、同じ空間を過ごすことで実感しました。
会場となった浅草花劇場の皆さまにも大変よくしてもらいました。ありがとうございました。
本当に私は幸せ者です。
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こちらの後記も書いちゃおうかなぁぁぁぁ
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