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読書感想#2 コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法

こんにちは、りっきーです。

タイトルの本、すげーボリュームがいかつくて、中身もかなり濃い本でした。
久しぶりにこんなに一冊の本を読むのに時間がかかったかな?って感じ。

内容としては…

①1部でコンサル的な問題解決手法を解説②2部で超一流コンサルを例にとった応用編③3部ではそれらを踏まえたうえで、問題解決にとどまらず、価値創造にまで至るためのメソッド・マインド紹介という感じ。

1部は誰にとっても有益な内容だと思ったけど、2~3部は若干一般人置いてけぼりかなって感じ。
コンサル業界あるあるもあるし。

繰り返しになるけど、誰にとっても公使問わず問題解決は避けては通れないので、1部の内容については有益だと思う。

簡単に1部の内容を紹介すると、

問題解決の手順は
①問題の定義
②問題の構造化
③優先順位付け
④分析
⑤解決策の提案・実施
という感じ(若干俺のアレンジ入ってるけど…)

中でも問題の定義が肝で、解くべき問題設定を間違えると、どんなに頑張っても意味がなくなっちゃうから、ここをしっかりやろうねって話が強調されてた。

前の記事にも書いたけど、ぷよぷよの話と同じで、積みあがったぷよぷよを一時的な対応として消しても根本的には解決につながらないので、根っこの方にある、連鎖するぷよを消した方がいいよねって話。

あとは、仮説思考って言って、なんでもいいから「問題は〇〇じゃない?」って仮説を立てて、その仮説を検証して、どんどんより精度の高い問題設定につなげましょうねって話も推されてた。
とにかく仮説を立てないと、情報を見てもどこにフォーカスを当てるべきかわかんないし、成功しても失敗しても検証が難しくなるっていうこと。

次に問題の設定が済んだら、次はその問題を構造化(細分化)しましょうってことらしい。

大きな問題を小さな問題に切り分けて、整理していく感じっすね。

漏れなく・ダブりなくを意識して、「Why?」の視点で、問題をどんどん小さく掘り下げていくことが大事らしいです。

問題の因数分解が終わったら、細かい問題について、片付けるべき優先順位をつけましょうって話になります。

優先順位付けで大事なのは、効果のでかくて(=有効性が高い)、効果がすぐに出る(=即効性が高い)問題を高優先順位にすることだそうです。

効果はでかいけど時間がかかるとか、すぐに効果が出るけど肝心の効果が少ない、みたいなものは、別にすぐにやらなくてもいいよねっていう。

パレートの法則って言って、大抵の場合は、80点はまでは20%の努力できるんだけど、残りの20点を仕上げるのには80%の努力が必要らしいんですよ。

なので、20%の努力であげられる80点だけとりあえず先にやらない?っていう至極単純な話ですね。

優先順位付けを行ったら最後は、優先的に解決すべき問題について、あらゆる手法で分析し、原因を特定し、解決策を提案・実行しましょうねっていう内容でした。

長くなったけど、1部がこんな感じ。ね、長いでしょ?笑

なんでも、完璧主義はよくないなぁって思いました(小並感)

コンサル出身ってのもあって、実際に解決策を実行するのはコンサルを受ける業者自身であるため、この著者自体は、解決策をどう提案するか、とか、提案の仕方に終始していて、実際にその解決策をやりきるか、みたいなところはかなり薄かった(まぁこれは仕方ない)。

2部3部は割愛。個人的には面白かったけど、読む人選ぶかな。
コンサル業界に興味ある人とか、問題解決手法は当然に知っているけどもっと高みに近づきたい!みたいな意識高い系の人にはいいかもしれない。

ということで、有益かつ面白い。けど、万人受けする感じではないから
3点中2点で!
☆☆★

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