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マイルを貯めるカード選びを世界一分かりやすく解説

世の中に、自分に最も適したクレジットカードを選べている人間がどれくらいいるだろうか。
たぶん(私も含めて)ほぼいない。

クレジットカード業界は顧客獲得のため熾烈なマーケティング競争と、顧客の細かいニーズへの個別最適化・細分化を繰り返し、カードの種類は無数に膨れた。
結果として消費者が「もう訳分からん」という非常に本末転倒な状態になっている。

「分かりやすくまとめられた」はずの比較サイト等を見てももはや素人には意味不明である。
そこで、今回は「マイルを貯める」という目的に焦点を当てて世界で最もシンプルで分かりやすいカードの選び方を解説しようと思う。

【大前提】世の中にマイルの貯まるクレジットカードは3種類しかない

まず私が声を大にして言いたいのは、この世にクレジットカードは次の3種類しかないということである。
※今回の話はANAでもJALでも通用する。

一般カード:マイルが決済金額の0.5%貯まる
ゴールドカード:マイルが決済金額の1.0%貯まる
プレミアム(プラチナ)カード:マイルが決済金額の1.5%貯まる

世の中にある無数の「マイル付与カード」はすべてこれらのどれかに属する、またはどれかから派生した亜種みたいなものであると考えて良い。

つまり自分が「どのクレジットカードを選ぶか」は「どのカードカテゴリを選ぶか」で9割くらい決まると言って過言ではない。
そしてどのカテゴリを選べば良いかは「年会費」と「マイル付与率」のバランスで決まってくる。
それを一覧にしたのが次の表である。

多くの人にとっては「一般カード」か「ゴールドカード」が最適解

表を見ていただければ分かるが、大金持ちを除くとほとんどの人が一般カードかゴールドカード(年間カード利用が1,000万円未満)が最適ということに気づくだろう。
カードをいくつも使い分けている人は別として(個人的には使うカードはできるだけまとめた方が良い)毎月のカード使用額をイメージしていただければ良い。

月のカード利用15万円未満:一般カード
月のカード利用15万円以上:ゴールドカード

なお、マイルを使って海外旅行に行く人(行きたい人)は問答無用でゴールドカードがおすすめとなる。
詳しくは別の記事で解説しているが、マイルはその使い方によって何円の価値があるかが変わってくる。
マイルを使って海外旅行に行く場合はマイルの円換算した価値が一気に高くなるので、貯めたマイルは少なくても簡単に年会費をペイしてしまうのだ。

ということでまず自分に合った「カテゴリ」が決まる。
そのあとでそのカテゴリにどのようなカードがラインナップされているかを選べば良いのだが、それでもカードは無数にあり悩むところだろう。

カードはそのカテゴリで最もシンプル(年会費の低い)なものがおすすめ

そのカテゴリでどのカードを選ぶか、どれだけカードの選択肢が複雑化しても私の結論変わらない。
そのカテゴリで最もシンプルなものを選ぶのが良い。
「シンプル」というのは余計なオプションや機能、選択肢が付いておらずその分そのカテゴリで最も「年会費が低い」ものである。

世の中のカード複雑化の構造はこの最もシンプル(ベーシック)なカードに様々なオプションが追加されて(その分年会費や追加費用で調整)いるに過ぎない。

例えば
・「フライトボーナスマイル+◯◯マイル」とか、
・「空港ラウンジが・・・」とか、
・「交通系カードが・・・」とかである。

私に言わせればよっぽどのそのオプションを意識した生活をしていないのであれば、そんなもん無駄なのでその分年会費(固定費)を抑えて必要な時に必要な費用を払えば良い。
イメージ的には、毎週飛行機に欠かさず乗っているレベルでなければこのようなオプションは削ぎ落として差し支えない。

というわけで肝心の最もシンプル(ベーシック)な具体的なカードがこちらだ

一般カード(ANA)

一般カード(JAL)

ゴールドカード(ANA)

ゴールドカード(JAL)

【結論】マイル系カード選択は2択だった

というわけで「マイルを貯める上で自分がどのカードを選べば良いか」の私なりの解は以下である。

月間カード決済額:15万円未満
→ANA VISA 一般カード/JAL VISA 普通カード

月間カード決済額:15万円以上
→ANA VISA ワイドゴールドカード/JAL VISA CLUB-Aゴールドカード

当然私もこの見解に基づいて「ANA VISA ワイドゴールドカード」を愛用している。

クレジットカードは複雑に進化し過ぎた。
そしてその選別や情報整理に皆、労力をかけすぎている。
そしてなによりカード会社のマーケティングに踊らされ過ぎている。
迷ったら、シンプルに行こう。

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Ricky
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