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オンライン化したら集客もセールスも全てうまくいく!という幻想にだまされるな。

コロナ以降、SNSや広告などで「オンライン化」というワードを見ない日はないくらい「オンライン化」が溢れています。

たしかに、いまどの業界であってもビジネスの「オンライン化」は進めておくべきだと思いますし、逆にいま構築しておかなかったら、いまはなんとか経営出来ていても、今後立ち行かなくなるでしょう。


集客⇒セールスの流れが変わった

私はずっと

オンライン集客⇒リアルセールス

というビジネスモデルを行ってきました。

ビジネスの流れの中に「リアル」が入っていると、そこがボトルネックになることが多くて、「これ、なんとか出来ないかな?」といろいろ試行錯誤していました。

というのは、集客とセールスまでの流れはオンラインでガッツリ出来ていたとしても、最終のコンバージョンがリアルになるので、リアルに割けるリソースとその精度が売り上げの上限を決めてしまうんですよね。

要するに、セールスを担当する人に売り上げを依存してしまう状況です。Aさんがやれば成約率が70%だけど、Bさんがやると成約率が20%とか。

もちろん集客が全然だめだったり、セールスまでの流れが悪かったりしたら、そこもボトルネックになり得ますが、私の場合はそこはある程度出来ていました。

なので、ボトルネックであるリアルセールスの部分を担当者に依存しない形にするために、オンライン完結のビジネスモデルを作りたい。と思ってオンライン化に取り組み始めたのが一昨年末。

昨年はクライアントさんのオンライン化も進めたり、JVでオンラインビジネスを立ち上げたりしてきました。


強制的な進化

その当時は2020年に世の中がこんな状況になるなんて、全く予想もしていなかったので、ゆくゆくは全てのビジネスでリアルの介在しない「オンライン化」が進んでいくだろうけど、まだ先の話だろうからと、焦らずゆっくりマイペースで進めていたんです。

ですが今年になってコロナが出てきて状況が一変しました。
猫も杓子も「オンライン化」です。

このコロナによって

『リアル』⇒『オンライン』

への移行、進化を強制的に進められてしまいました。あたかもコロナに「ついてこれない企業は淘汰するよ」と言われているかのように。


もう戻れない

基本的に一度進化したものって退化は選ばないですよね。いまから「スマホをやめてガラケーにしましょう」とか、「移動は車や電車ではなく徒歩か自転車で」なんて絶対にならないです。

『リアル』⇒『オンライン』の流れが出来てしまった以上、もうコロナ以前のようには戻れません。もちろん、リアルが無くなることはないと思いますが、リアルの使い方はコロナ以前とは全く別物になるはずです。

なので、どのビジネスをしていても、この流れには乗るしかないんです。進化ですから。ちょっと急に来てしまっただけです。


オンライン化は単なるツールの進化

上で説明した通り、「オンライン化」というワードで溢れているのは当然の流れなんですが、一つ間違えちゃいけないのは、「オンライン化」って、ただ単に集客とセールスのツールが進化したってだけなんですよね。

いままで手書きで書いていたラブレターが、LINEになったくらいなもんです。

手書きで伝わるラブレターが書けなかった人が、LINEになったところで気持ちは伝わらないと思うんです。要は、使い方次第ということです。

だから、オンライン化したら集客もセールスも全てうまくいく。なんてことは絶対にありません。

いままでリアルでやっていて、『集客できてなくて売れてもいなかった商品』をただ「オンライン化」しただけでは売れるわけないんです。


ツールは変わっても本質は変わらない

オンラインをビジネスとして使いこなしたいのであれば、本質はコロナ以前と何も変わりません

自分や自分の商品によって良くしてあげたいなと思える人を集め、その気持ちや、問題の解決策、商品内容、他社優位性、それを得たときの相手の未来像などをしっかりお伝えしてご購入いただく。

相手が人間である以上、その流れは絶対に変わることはないので、「オンライン化」というワードに過度の期待をせず、でも流れにはしっかり乗って、淡々と「オンライン化」を進めていきましょう。

ありがとうございました。


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長谷川 りき
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