心のバンドエイド③ 〜心配性な子がケガをしたら〜
どのクラスにも、心配性な子が何人か入るはずです。
普段からこんな様子が見られたら。
心配のサインです。
どこか、普段の生活に不安やストレスを抱えていることが考えられます。
心のバンドエイドが必要です。
心のバンドエイドについては下の記事にもまとめました。ぜひ読んでいただけたらと思います。
普段から不安を抱えているので、ケガをしたら痛いし心配だし、さらに不安定になります。
そこで今日は、転んでケガをした時にほめることで安心してもらう方法について考えていきます。
転んでケガをして、凹む。低学年から中学年までによくあります。今回は、中学年を想定して話を進めていきます。
結論は、「ケガをしたのにほめる」です。気持ちを受け止めながら、とにかくほめます。それが、痛いという負の気持ちや不安な気持ちを和らげていきます。
ケガをして心も体もマイナスな状態なのにほめる!??一体どうやって?
では順に見ていきましょう!
泣かなかったことをほめる
痛かったら泣いてもらって全然いいんですよ。でも、こうやって、確かに成長しているという小さな芽を見つけて手渡していくことが、自己肯定感の向上や安心感に繋がっていきます。
上手に転んだことをほめる
ケガをしてまさかほめられるなんて思っていなかった子は、面食らって喜びます。ユーモアを使った声かけ「上手に転んだね」おすすめです。
傷口が洗えたことをほめる
①すでに洗っていた場合
②洗っていなかった場合
どちらの場合も、ほめるポイントがあります。小さなほめポイントを探しましょう。
心のバンドエイドをはる
バンドエイドを貼る場面については下の心のバンドエイド①に詳しく書きましたのでぜひ併せてお読みください。低学年・中学年には必須の考え方だと思います。もちろん高学年も喜びます。
ケガを報告ができたことをほめる
「こんなこと言ったら、毎日のように報告に来るんじゃないの?だってあの子普段から頭痛い頭痛いって保健室に行ってばかりいるんだから」こんな心配をされる方もいるかもしれませんが、そんな事はありません。
初めは、高頻度で報告に来ます。その度にちゃんと受け止めて対応していれば、だんだん、いつでもちゃんと受け止めてもらえるんだということが伝わり、頻度が減っていきます。
次第に、こんな反応になっていきます。
まとめ
ポイントは、マイナスの時こそ、その中からプラスの芽を見つけて伝えていくという姿勢です。教師がそんな姿勢でいれば、子どもたちはどんな場面でも安心してチャレンジし、失敗することができます。
学習場面で、ケンカトラブルの場面でこの考え方を転用していただけたらと思います。不安を抱える子どもたちが、少しでも安心して過ごせますように。
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