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広告クリエイターほどピボットしやすい職種はない、 かもしれない。

はじめまして。リチカの中嶋と申します。
私は新卒以来、ずっと広告クリエイティブの仕事一本。クリエイティブディレクター/コピーライターとしてキャリアを積んで、2021年にリチカにジョインしました。オッサンです。現在はRICHKA CREATIVE FIRM
ならびにカスタマーサクセス・ブランドグループに所属しています。

なんで広告業界から
SaaSベンチャーへ?

はじめに、自分の経歴をカンタンに紹介させていただきます。大学卒業後に運良くコピーライターとして広告業界に潜り込み、(第一志望だったD社は三次面接で落ちました)その後は国内広告代理店→外資系ブティックなど数社を渡り歩いてちょうど30歳になる年に独立。
自分のオフィスを構えました。

独立後はとんとん拍子に仕事も増え、クライアント企業の外部顧問に就任したり、PR会社のパートナーCDとしても活動したりと、非常に順調でした。
「クリエイティブっちゅうのはね…」などと飲み屋で調子こいたりもしていました。いけ好かないですね、この手のクリエイター風を吹かすヤツ。シバきたいです、あの頃の自分。

…さて、そんな感じで独立して10年。オフィスの売上も好調ですし、何の文句も無いような日々だったのですが…。なぜ慣れ親しんだ広告クリエイティブの世界から、SaaSベンチャーという全くの異業界へ飛び込んだのか?
その理由をものすごく乱暴に言っちゃうと、ある種の「危機感」を感じたからなんです。


このままじゃ、凝り固まった
ジジイになってしまう。

いま世の中にはCD(クリエイティブディレクター)の肩書きを持つ人がどんどん増えてきて、メディアにもバンバン登場してますよね。その出自も様々で、中には元アイドルのCDも居る。で、私はそんな風潮を、広告業界で揉まれた経験がないと本当のCDとは言えんぜ、お嬢ちゃん…なんて穿った見方をしていたのです。

ある時、何の疑問も無くそんな考え方をしちゃってる自分を省みて、「あ。おれ、このままじゃヤバイなあ…」と危機感を抱いたんですね。なんだお前、その、広告クリエイター選民思想は? と。新しいコミュニケーション、新しいコンテンツがどんどん花開く時代に、なにを閉鎖的な考え方をしとるんだ、と。

このままだと、プライドだけは高い偏屈なジジイになる可能性、大。いわゆる「広告業界的」なルーティンに少し倦んでいたところもあり、一度リセットというか、自分を取り巻くシゴト環境をぶち壊してみよう…と思ったんですね。そんな時にエージェントに紹介頂いたのが、リチカという会社だったわけです。

ピボットして、フィットするまで。

広告業界からSaaSベンチャーにピボットして、環境は激変。まず、メンバーがみんな若い(ほぼ全員20〜30代)!知らない単語がめっちゃ飛び交ってる…!THE MODELって何だ…!? などと、最初はかなり戸惑いました(なるべく平静を装ってましたが)。リチカのコアプロダクトである「RICHKA CLOUD STUDIO」についても、当然みっちりと活用研修を受けました。

他にも、顧客との距離の近さや、プロジェクト進行のスピード感、自社プロダクト(SaaS)を起点にした企画のプランニングなどなど、初めのうちは、今までと脳の使い方が全く違う!という感じでしたが…
意外にもこの環境に慣れるまでに、さほど時間はかかりませんでした。

というのも、広告代理店もリチカも、様々な企業に対してコミュニケーション支援を提供する、という点では同じだったからです。私がいまSaaSベンチャーであるリチカで何をやっているのかというと…メインの職能は変わらず、クリエイティブディレクターなのですね。業務におけるアタマの使い方も、実はこれまでとあまり変わりないのです。とはいえ、強烈なアンラーニング(※調べてください)が必要でしたけども…。

環境が激変しても、不変であるもの。

これは若手のコピーライターやアートディレクター/デザイナーの方達にぜひお伝えしたいので太字で書きますが、広告クリエイティブから他のどんな業界に転身したとしても、クリエイティビティでバリューを出すコトは不変である、と私は考えています。
リチカにジョインして、その考えはさらに確固たるものになりました。

「クリエイティブ」とは、単なる「制作物」ではありません。顧客や世の中の課題を解決するアイディアこそが、クリエイティブの根幹です。そう考えると、このスキルはどんなフィールドでも活かせるはずですし、今後ますます求められるようになってくる…と思いませんか…?
思いますよね? そうなのです。
広告クリエイターは実は、めちゃめちゃ他業界にピボットしやすく、これまでに培ったスキルを活かしやすい職種なのです(たぶん)。

クリエイティブスキルを活かせる
フィールドは、ますます広がっていく。

ひと昔前は、「クリエイティブな仕事がしたい」と志すなら、広告代理店や制作会社、事業会社のデザイン部門くらいしか選択肢がありませんでしたが、現在は違います。

テクノロジーの発展とデジタルメディアの多様化によって「ユーザーとのコミュニケーションの場」がおそろしいほど拡大し、あらゆる業界がクリエイティブの重要性に気づきはじめています
極端な予想ですが、そう遠くない将来には市役所や学校にだって「クリエイティブセクション」が設けられているかもしれません。

リチカという企業が誕生したのも、時代の転換期におけるある種の必然のように思います…。弊社もまだまだ成長途上ですが、ここは間違いなく、クリエイティブスキルを活かせる新しいフィールド
大切なコトなので、もう一度言っておきます。
クリエイティブスキルを活かせる新しいフィールドが、ここにあります。

本当はここから仕事の内容や組織環境について詳しく書く予定でしたが、規定の文字数をオーバーしてしまったので、次のメンバーに託します。次の書き手は、私と同じく広告業界でクリエイティブディレクターとしてキャリアを積み、ほぼ同時期にリチカにジョインした谷本CD・38歳です。オッサンCD同士でつなぐリレーnote、次回もぜひご一読くださいませ。

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私が所属するRICHKA CREATIVE FIRM/カスタマーサクセスを始め、リチカでは人材を積極採用中です。新たな活躍の場を探しているコピーライター、アートディレクター、デザイナーの方々…ご興味をお持ちいただけたら、ぜひご連絡ください。

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