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1LDKの賃貸で豊かに暮らすには?【02】
少しだけ絵を描いたよ
前回の最後に申しました通り、制作した家具のいくつかを絵にしました。
”蓋が上にパカってなるのはもうごめんだよ”
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-ゴミ箱-
これまでの賃貸生活では、ペダルを踏んだら蓋が”バーンッ”と上に飛び上がるタイプのゴミ箱を使っていました。数少ない収納スペースを、その”バーンッ”の瞬間のために取っておかなければならないジレンマを解決するために、今回はディズニーランドタイプ、横から”ポーンッ”と投げ捨てられるゴミ箱を製作しました。これは私たちのDIYの一作目。デザインのオリジナリティなんかそっちのけで、材料の準備、工具の使いこなし、塗料の選定に四苦八苦することに重きを置いた、思い出の処女作となりました。14のパーツで出来ています。ゴミ捨て前のちょっぴり憂鬱な開封の儀が、前より少し楽しくなりました。ゴミが沢山溜まってくると、扉が開きがちです。磁石より塵の方が強い世界がここにあります。
”この板はこの姿のまま使います”
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-飾り棚-
ホームセンターでその木目と風合いに一目惚れして購入した板がありました。さいたまのアパートでは、煉瓦と組み合わせた簡易的な本棚の棚板として生きていましたが、今回は飾り棚の天板として輝いています。お気に入りのものを飾るスペースが欲しかったことと、この板を目立つように活用したいという私の思いを掛け合わせて生まれたこの飾り棚。デザインは私が特に指定しなかったため、カナイの完全オリジナル。段の構成も、脚の形もちゃちゃっと決断して、あっという間に完成。感服。初めて木ダボに手を出した思い出の品です。15のパーツで出来ています。
”解体屋さん、それだけは置いていってください”
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-ベンチ-
ばあちゃんが亡くなって8年ほど。ずっと大事に(処分の仕方に困っていただけ)放置していた形見の箪笥を処分することになりました。処分当日、なんだかちょっぴり寂しい気持ちになってしまった私。かといってこのまま置いておくのは邪魔だし、使い道が見つからないぞ...。悩む私。そこに迫り来る解体屋のお兄さんたち。
気づくと私は箪笥によじ登り、上の部分だけ床に下ろして、埃まみれの手のひらをパンパンしながら「それだけは置いていってください」と言っていました。この時閃きは皆無。去っていく解体屋さんのトラックを見ながら、やばいことをしたかなと思いつつ、なんとかせねばと覚悟を決めました。
そんなこんなで生まれたのがこのベンチ。beforeを見てもらうとわかるのですが、逆さまにしてリメイクしました。既存のパーツを外して、新しい木をはめて、特徴的だった装飾のアーチを背面にも施すことで、昭和風情をアップデート。青と茶色で塗装して、私好みドンピシャなベンチに生まれ変わりました。2.3回の絶望と希望の往復を重ねたので思い入れはひとしおです。
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03へ続く
残りは次回。
”暑”より”熱”な日々にクーラーの有り難さを痛感していますが、昔のような”打ち水”とか”風鈴”とか、風情で涼をとる方法も生活に取り入れたいなぁと物思いに耽る麻裕がおおくりしました。Fin.