
冬土用とは?2025年の期間と過ごし方、食べ物まで完全解説!
昨日(1/17)から土用の期間に入りました。
土用といえば、夏の「土用の丑の日」が有名ですが、実は土用は年に4回も訪れる重要な期間。
この記事では、土用の基本的な意味、2025年の冬土用の期間、過ごし方のポイント、そして冬土用におすすめの食べ物まで、一挙ご紹介!
土用を日常に取り入れることで、季節の変わり目を健やかに過ごすヒントが見つかるはずです。
土用とは?
土用とは、季節の移り変わりのタイミングにあたる約18日間の期間を指します。古代中国の五行思想(木・火・土・金・水)に基づき、「土」のエネルギーが強くなる時期とされています。
この土の気は自然界や人間にも影響を与えると考えられ、体調や運気が乱れやすい時期とされているのです。
土用は年に4回!それぞれの季節で訪れる理由
実は土用は夏だけでなく、春・夏・秋・冬の年に4回あります。
それぞれ次のようなタイミングで訪れます:
春土用(4月中旬~5月初旬)
春から夏への移り変わり。夏土用(7月中旬~8月初旬)
夏から秋への移り変わり。うなぎを食べる「土用の丑の日」が有名。秋土用(10月中旬~11月初旬)
秋から冬への移り変わり。冬土用(1月中旬~2月初旬)
冬から春への移り変わり。この時期は立春の直前にあたります。
土用と干支の秘密。「丑の日」だけじゃない!?
土用といえば「土用の丑の日」が有名ですが、実は土用にはそれぞれ特定の干支が関係しています。これを知ると、土用の面白さがさらに深まります!
春土用:戌の日
戌(いぬ)は春土用の守り干支であり、土用期間中の戌の日にちなんだ風習もあります。夏土用:丑の日
もっとも知られているのが夏の「土用の丑の日」。夏バテ防止のためにうなぎを食べる習慣が根付いています。秋土用:辰の日
辰(たつ)は秋土用の干支。季節の移ろいを象徴する存在として注目されています。冬土用:未の日
冬土用では「未(ひつじ)」の日が特別な日とされています。この時期は寒さで体が固まりやすいため、未の日に体を温めることが推奨されています。
土用期間は季節が変化し、体調や気の流れが不安定になりやすい時期。
特に体を労わることが大切とされています。
2025年の冬土用の期間
2025年の冬土用は、1月17日(金)から2月2日(日)までの18日間です。
この期間を乗り切るために、特に体調管理や過ごし方に気を配ることが重要です。
土用期間の注意点と過ごし方
土用の時期はエネルギーが乱れやすいため、次のことを意識して過ごすと良いとされています
1. 土を動かすことを避ける
土用期間中は、「土の神様(土公神)」が地上にいるとされ、土を掘る、動かすといった行為は避けるべきとされています。
庭いじりや建築工事、引っ越しなどもできるだけ控えましょう。どうしても必要な場合は吉日を選ぶのが良いとされています。
2. 無理せず心身を整える
土用は、心身をリセットするための準備期間でもあります。
新しいことを始めるよりも、体を休め、身の回りの環境を整えることを優先しましょう。
大掃除や断捨離をして、新しい季節を迎える準備をすると良いです。
3. 火のエネルギーを取り入れる
冬は「水」のエネルギーが強くなるため、バランスを整えるために「火」のエネルギーを積極的に取り入れることが推奨されています。「火の食べ物」や「赤い色の食べ物」を食べることで、体を温め、気の流れを整えることができます。
冬土用におすすめの食べ物
「ひのつく食べ物」や「赤い食べ物」
冬土用では、「火(ひ)」のエネルギーを象徴する食材を摂ると良いとされています。以下は、冬土用におすすめの食材や料理です。
体を温める食材・料理
鍋料理(キムチ鍋、味噌鍋、すき焼き)
寒い時期に体を温める最強のメニュー。
スープや煮物(豚汁、けんちん汁)
具沢山のスープで栄養補給。
生姜を使った料理(生姜焼き、生姜湯)
冷えた体を芯から温めます。
唐辛子やスパイスを使った料理(カレー、スパイシースープ)
「火」の象徴である辛味を取り入れて代謝アップ!
赤い色の食材
トマト(トマトスープ、サラダ)火の色「赤」を象徴する野菜。
にんじん(煮物やスープに最適)赤みがあり、栄養価も高い万能食材。
りんごやいちご 赤い果物はデザートにもぴったり。
名前に「ひ」がつく食べ物
和文化では、音や響きに縁起を担ぐ習慣もあります。
「ひ」のつく食べ物を取り入れるのも一案です。
ひじき(煮物におすすめ)ひよこ豆(スープやサラダに活躍)ひらめ(鍋や蒸し料理で温かく)ひらたけ(きのこ類で鍋に最適)
まとめ:冬土用を心地よく過ごそう!
2025年の冬土用は1月17日から2月2日まで。この時期は、季節の変わり目で心身ともに不安定になりやすいため、体を温めること、無理をしないこと、そして火のエネルギーを取り入れることを意識して過ごすのがポイントです。
「ひ」のつく食材や火を使った料理、赤い食べ物を取り入れながら、季節に調和した生活を楽しんでみてください。
この冬土用を健康で快適に乗り切り、素敵な春を迎えましょう!
知っておきたい、神社参拝のヒミツ
日本の素晴らしさを知って、日本をもっと好きになる和の叡智マガジン
いいなと思ったら応援しよう!
