『精選建築文集1 谷口吉郎・清家清・篠原一男』編者解説(冒頭約3,000字)
解説および読解※全体約60,000字のうち冒頭約3,000字
谷口吉郎(1904〜1979年)、清家清(1918〜2005年)、篠原一男(1925〜2006年)の三者はいずれもすぐれた建築家であるとともに、すぐれた文章の書き手として知られている。しかし彼らの著作はいま多くが絶版となり、一部を除いて手に取りづらい。本書はまず何よりこの状況を変えるものとして企画された。たとえ彼らの文章をよく読んでいなくても、谷口ならば「清らかな意匠」、清家ならば「ハウスよりもホーム」、篠原な