休職日記⑬
2024年3月21日木曜 ⛅
休みラスト4日になった。段々と花粉症の症状が強まってる気がする。身体も重い。ある程度予想はしていたが、まだ復帰後の自分の姿が見えない…というか考えられない。勤労意欲がこの2週間ですっかり弱まってしまった。不安もあまり感じられないくらい、自分という器がからっぽになってしまったよう。
長野駅で買ったお土産の風呂敷包みのそばをゆでて、ざるそばをお昼にいただく。かけそばだと1人前でちょうどよいのに、ざるそばだと2人前くらいないと物足りないのは何故なのかなぁ。単純に具材の有無の問題なのかな。
約1週間ぶりに映画を3本。まずは新宿K's Cinemaにて「ブルーイマジン」。今、業界を賑わしている性暴力被害の問題を割と正面から扱った作品だが、映画としてはどうにも歯切れの悪さが目立つ。ただ、一方的な主義主張を押し付けるタイプの作品ではないので、観終わった後に様々な感情が沸き起こる点はとても良かったと思う。ラストの記者会見のシーンでの伊藤さとり&林裕太の暗躍っぷりがちょっと笑えた。
トークショーが長引いて、急いでテアトル新宿へ。2本目は「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」。これは個人的には凄く面白かったけど、今の若い世代が観たらどう思うのだろうか。かなりマイルドな作りではあるが、明らかに時代に逆行した内容なので、単なる回顧録として楽しむのが良さそうな気もする。前作は映画製作で今作は映画興行の話。緩い流れの中で芋生悠のパンチが効いていて良い。
3本目は同じくテアトル新宿で「WILL」の最終上映。俳優東出昌大の山籠り狩猟ドキュメンタリー。東出本人のパーソナルな部分にも比較的赤裸々に踏み込んでいて、そういった面での興味にもある程度応えており、良くも悪くも偽りない人間臭さを感じる。狩猟そのものの描写も、その行為に対する精神性も含めとてもバランス感覚に優れたドキュメンタリーだったと思う。ちょっと尺が長すぎだけど。
というわけで、今日は3本とも面白かったので帰り道も軽やかだった。夜遅いとまだ帽子とマフラー必須な感じ。夕食とる時間なかったのでコンビニでパン買って済ます。映画のはしごする人にはあるあるの光景だと思う。