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もしも古畑任三郎シリーズが蘇ったら!?【勝手に架空の回を作ろう②】

30年前に放送された伝説的ドラマ『古畑任三郎』
もしもそのシリーズが現代に蘇ったら犯人役として誰が起用されるのか、どんなストーリーになるのか……
勝手に架空の回を作り、すべて僕の妄想ベースで語る記事の後半戦です。
古畑任三郎は一話完結のミステリーとなっているので後半戦だけ読みに来た方も安心ください。また、引き続き見てくれている方、本当に感謝です。
自分勝手な記事にもかかわらず、想像以上に読んでいただいていて嬉しい限りです。

架空の回を作り上げるにあたり軽くルール説明
・古畑任三郎役は亡くなっているが田村正和さんを起用
・過去のシリーズを踏襲して犯人役は幅広い著名人からキャスティング
・犯人役・舞台・あらすじは用意していますがミステリーの核となる
 トリックは考えていないので、その辺は適宜補ってください。
前回の記事は↓のURLからご覧ください。

ちなみに前半戦は
Episode1『道頓堀に死す』 犯人:あいみょん・菅田 将暉
Episode2『親方の涙』    犯人:坂東 彌十郎
Episode3『凍った死体の行方』犯人:吉岡 里帆
Episode4『帰らずのおもてなし』犯人:角田 晃広(東京03)
Episode5『擬態する女』    犯人:久保 史緒里(乃木坂46)
以上となっております。
さて後半戦は誰がキャスティングされているのか!


Season4Episode6『毒舌家の毒殺』

犯人役:滝藤 賢一
舞台:テレビ局
ドラマ『半沢直樹』で半沢の同期役として出演してから一躍有名俳優として名を馳せた滝藤さん、クールシーズンの真ん中は視聴者が飽きることが多く、後半戦から最終回に向けて続けて見てもらうために、見ごたえのある回が必要だと思い、実力派である滝藤さんをキャスティングしました。
舞台はテレビ局、ファンの方はそれを聞いてピンときたかと思いますが、『古畑任三郎』シリーズにおいてテレビ局が舞台の回はお馴染みです。
Season1で石黒賢さんが犯人役として出演する『殺人公開放送』
Season2で唐沢寿明さんが犯人役として出演する『VSクイズ王』

この系譜を受け継ぎ、Season4でもテレビ局回をやります。
滝藤さんの役柄は『毒舌コメンテーター』です。
ワイドショーとかで演壇の一番端にいて歯に衣着せぬ発言をするようなコメンテーターを見たことがあると思います、今回はそいつが犯人です。
難しい役柄だと思いますが、滝藤さんの演じる癖のあるキャラが好きなので見てみたい。

あらすじは滝藤さんは出演している番組のプロデューサーととある件で折り合いがつかなくなり、番組を降板させられそうになります。
立場が危うくなった滝藤さんは毒舌家である嫌われ者の立場を利用して、視聴者から殺害予告(自作自演)をもらったと局内に周知します。
そして、自分自身が毒物を用意して、プロデューサーを毒殺し、あたかも視聴者から滝藤さんに贈られた毒物が誤ってプロデューサーの口に入ってしまったという狂言殺人をつくりあげます。
そこで、古畑さんがやってきて狂言殺人を見破るというストーリーです。
くせ者通しの対決、必見の回です。Xでのトレンド1位間違いなし!

Season4Episode7 『正義の瞳』

犯人役:杉野 遥亮 
舞台:警察署内
僕は犯人をやって欲しい人を考えた後に、どんな話になるか考え始めるのですが、この回だけはあらすじが先でキャスティングが後でした。
Season1の最終回ベテラン刑事を演じた高倉健さんが犯人役の回の雰囲気と、刑事が刑事を追求する設定が好きで、もう一回警察職員が犯人である回をみたいと思い、それに合う役者をキャスティングしました。

あらすじは新人刑事の杉野さんが上司刑事の汚職を目撃して、それを上に報告しても揉み消されたことがあったため自分の手で殺してしまったという自分なりの正義を見つけようとして道を踏み外してしまった刑事の物語です。
若い男性の俳優さんをキャスティングに考えていて、中川大志さんや北村匠海さんなどと迷いましたが杉野 遥亮さんにしました。
古畑さんは自分の刑事論や正義について語ることはあまりないのですが、杉野さんを逮捕する時に古畑さんが本気で叱り、正義とは何か、警察とは何かを口に出す古畑さんの芯の部分を知るシーンが見たい。

Season4Episode8 『善意の殺人』

犯人役:アンミカ
舞台:結婚相談所
モデル、タレント、化粧品プロデュースなど幅広く活躍しているアンミカさん、またポジティブになれる名言が評判で自己啓発本も出版されています。
そんなポジティブの権化とされているアンミカさんに犯人役をやってもらったらギャップでめちゃくちゃはまるんじゃないかと思い、キャスティング。
アンミカさんに対しては賛否両論あるかもしれませんが、とりあえず聞いてください。

アンミカさんの役柄は結婚相談所の所長、男女問わずに支持されており彼女目当てで相談所に訪れる独身者が後を絶たないカリスマ相談員です。
その相談所に今泉君が婚活目的で訪問します、今泉君って本当に物語のきっかけを作ってくれる便利なキャラクターです。
西村まさ彦さん万歳!
結婚相談所の通っていて婚約が決まった女性が「やっぱり婚約を破棄したい」とアンミカさんのもとへ相談に訪れます。
アンミカさんは彼女の幸せのために結婚すべきと説得しますが、もつれてしまいます。
そして、揉み合った末に強く押した反動で女性が後頭部に頭を打ち付けて死んでしまい、アンミカさんは身を守るために事故に見せかけた偽装工作を行います。そこでいつものように古畑さんが登場し事故とみせかけた殺害だと暴いていきます。

いつもポジティブなアンミカさんは古畑さんの追求を飄々と躱し、一切動揺しません。さらに、古畑さんの癖のある性格を見抜き素敵な笑顔で「あなたモテないでしょう?」と挑発したりします。
古畑さんはそんな挑発に乗らないのでいつものように不敵な笑みを浮かべて「よく言われます~」と言うでしょう。

Season4Episode9『黄昏の血』

犯人役:津田 健次郎
舞台:探偵事務所
残すところSeason4もあと2話です、名残惜しい。
声優として昔から一線で活躍しながら最近ではドラマなどの出演も多く、マルチな活躍をみせてくれる、津田健次郎さん
架空の回を作ろうと思いついた時、真っ先にキャスティングをしたのは津田健次郎さんです、なので是非やってほしい。
田村正和さんと津田健次郎さん、どちらも渋くて良い声ですが、双方とも方向性の違う特徴的な声をしていると思います、なのでそんな2人の会話が見たかった。

津田健次郎さんの役柄は私立探偵です、警察が手を上げてしまい、未解決事件となったとある事件を個人的に調べています。
事件の犯人らしき人を見つけ出しますが、見当違いであり、犯人と間違われた人は津田さんを名誉棄損で訴えると糾弾します。
津田さんは自分の見立ては間違っていなかったと、持論を曲げないために犯人と疑った人を殺し、さらには自分の間違いを正当化するために事件の罪を擦り付けるような証拠を残し、被害者を罪を犯して耐えられなくなり自殺したと偽装工作を図ります。

古畑さんはこの回では偽装工作を見破り、津田さんに殺害された証拠を推理しながら、亡くなった人が過去の事件の犯人ではなかったと証明する推理を同時進行で行います。
津田さんの雰囲気や物語の舞台設定から、思いっきりハードボイルドでノワールな世界観でドラマを演出して欲しいです。
いっそ、この回だけ白黒でやってもいいくらい。

Season4Episode10(最終回)『アット・シー・ディ』

犯人役:役所 広司
舞台:クルーズ船
最終回にキャスティングする犯人役はめちゃくちゃ悩みました、これまでのシーズン最終回にキャスティングされた役者さんは高倉健さん・鈴木保奈美さん・江口洋介さんです。誰が最終回の犯人役としてふさわしいか、架空の回と言ってもプレッシャーがあります。
ですが僕は決めました。
役所 広司さんしかいないでしょう。
そして役所さんに合っていて、最終回に相応しい舞台設定を考えました。
それはクルーズ船!
クルーズ船での事件はミステリーにおいて王道です、豪華絢爛な船内に煌びやかな衣装をまとう乗客たち、安全を見守るクルー、それが目的地に着くまで閉鎖された空間で行われるという想像を掻き立てられるシチュエーション。クルーズ船で撮影するからコストがやばい、最終回までどうか予算をもってくれ!

役所さんの役柄は日本一周を運行しているクルーズ船の船長です。
タイトルの『アット・シー・ディ』というのは船に関する用語で一日も港に寄港せずに航路を進む日のことを言います。
クルーズ船には役所さんがずっと恨みを持っている乗客がおり、アット・シー・ディに殺したかった人を絞殺して海に投げ込み、死体は消失して行方不明ということで完全犯罪を狙う計画を考えており、実行に移しました。

しかし、海に投げ込んだはずの死体は何者かに発見されてしまい、引き上げられます、引き上げた人物こそ古畑さんと今泉君。

まるで死体を誰かが投げ込むことを知っていたかのような2人ですが、実は古畑さんの元に『クルーズ船で何者かが殺害を計画している』という怪文書と乗船チケット送られてきており、古畑さんは事件性があるとみてアット・シー・ディの前日に港から乗船していました。
つまり、何者かに古畑さんと今泉君は招かれたのです。

死体は見つかったものの、投げ込む犯人の姿は目撃していない古畑さんですが、とあることがきっかけで船長を疑い始めます。
古畑さんはクルーズ船の中にいる大勢の人から、何故船長である役所さんが犯人だと思ったのかの他に、古畑さんに怪文書を送った人物は何者で、何故クルーズ船で事件が起きることを知っていたのか、この予言がミステリーの要になっている最終回に相応しい難事件。

見ごたえがあるSeason4(架空)だったのではないでしょうか。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ちなみに最後までキャスティングしようか迷った方の名前を記載しておきますので、よかったらそちらもご覧ください。

犯人役キャスティング候補

・西島 秀俊さん(最終回は役所さんか西島さんの2択でした)
・尾上 松也さん(歌舞伎役者枠として起用したかった)
・二宮 和也さん(9話に入れようと思いましたが役所さんとつながり
       『VIVANT』になってしまうので諦め)
・円井わんさん(Season5があれば入れている)
・Adoさん(会えない人が犯人という特殊ミステリ、絶対面白い)






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