天然水工場見学での気づき②
前回、天然水工場見学で気が付いたことについて書きました。
大手企業の工場だったことから、強者のすごさを実感しました。工場を見学しながら、弱者として真似をしてはいけない点、逆にやり方を変えて真似出来ることはどこかを考えました。
【真似できない点】
〇立地(景色)
工場がある場所は自然が豊かでとても山がきれいに見える場所でした。この立地を探し、土地を手にいれるには莫大な費用がかかることが想像できます。非日常を演出することは参加者のワクワクを盛り上げるすごく有益なことですが、ここを意図的に作ることが出来るのは強者だからと感じました。
〇きれいな映像
動画の映像がとてもきれいで、ナレーションや音楽もステキでした。動画作成には時間も技術もかかるので私は同じレベルのものを作ろうとしてはいけないと感じました。
〇模型の作成
分かりやすく説明するために模型がありましたが、模型は作るのに時間がかかるので真似してはいけないと思いました。
【真似できそうな点】
〇映像の構成やストーリー
映像のキレイさなどは真似できませんが、
・2分でまとめる
・伝えたいことを明確にする
・20年という時間を長く感じてもらうための手法
に関しては積極的に取り入れていきたいです。
短い時間にいかに言いたいことをまとめるか、ここはこれからも意識していきたいです。
〇余計な情報を入れない
説明する場所を分けることで、今行っている説明以外のものが目に入らないようにする工夫がありました。
子どもたちへ指導をする時に後で出そうとしたものが見えてネタバレっぽくなってしまうことがありますが、情報を先に見せないようにする工夫が必要だと感じました。
〇実物を触る・体験する
実物を触る・体験することは五感を刺激するからか、能動的になるからか、すごく記憶に残りました。実物を用意することや体験をさせることは簡単に出来ることも多いので、どんどん取り入れていきたいです。
〇分かりやすく説明する力
ガイドさんが丸暗記をしているような説明ではなく、すごく分かりやすい説明をしていました。これはガイドさん自身が理解しているので、上っ面な説明になっていないのだと思います。自分が何かを説明する時もちゃんと理解していると自分の言葉で話すことが出来ます。人に説明できるだけの知識が
あるのか、あやふやな部分はないか、という点を意識したいです。
〇いつでも見返すことが出来る
見学を待つためのスペースでは動画が流れていました。時間ギリギリに行ったため見れなかったのですが、帰りも娘が早く帰りたくなったので見ることが出来ませんでした。すると、ガイドさんから「You Tubeでも見れますよ」と言ってもらえました。時間がなくても、見たい時にいつでも見ることが出来る。という仕掛けはとても良いと思いました。
ただ、帰ってからその動画を私は見ていないので、その場で見てもらう工夫も同じくらい大切だと思いました。
【私だからこそ出来ること】
〇繰り返し話すこと
工場見学はほとんどの人が1回しか行かないため、繰り返し説明することは出来ません。
しかし、私は学校という限られた空間にいて、いつも同じ子どもたちと接しています。同じことや大切なことを繰り返すということが可能です。この強みは生かしていきたいです。
〇反応がある
夫がガイドさんが説明するたびに「へえー」とか「これってこういうことですか?」と聞いていたので帰り際に「反応して頂いたので説明しやすかったです。ありがとうございました。」と言われていました。
確かに他の参加者は真面目に聞いていましたが、反応は少なく、まったく反応しない人しかいない回もあるんだろうなぁと想像しました。
その点、私が学校で指導する際、子どもたちは反応がとてもよく、知りたいことはどんどん質問をしてくれます。反応がよいことが普通になっていましたが、これはとても貴重な場なんだと感じました。
木下さんのvoicyで弱者の戦略を聞いていなかったら、このようなことを考えながら工場見学はしなかったと思います。また、noteにアウトプットをし、自分が感じたことを書くことでより明確に意識することが出来ました。
これからも様々な視点でインプットをし、インプットした内容をアウトプットすることで自分が感じたことを明確化していきたいです。