娘の運動会で感じたこと
先週、小1の娘の小学校で運動会が実施されました。
運動会を春に行う学校も増えてきましたが、娘の小学校では秋に行っています。また、近隣地域の小学校では9月の連休のどちらかに行う学校が多いのですが、娘の小学校では10月に行うためとても珍しいです。
私自身、学校の職員として運動会の係を行ったことがあり、最近の小学校の傾向を知ってはいましたが、保護者として見るとまた違った見え方があったので、気づいたことを書いてみたいと思います。
〇半日開催が断然良い
これは学校職員側でも感じていますが、昔はよく午後まで運動会をやっていたなぁ。と思うほど、半日開催が良いです。
娘の小学校は規模が小さく保護者の数のわりに校庭は広いため、場所取りに朝早くから並ぶということはありませんでした。それでも、前日の金曜日まで普通に仕事をして弁当の材料を買って帰り、土曜日の朝早く起きて弁当を作らなければいけないのであれば運動会の前に疲れ切っていたと思います。
競技を見ても物足りないと思うこともなく、「運動会頑張ったし好きなもの食べに行こう!」と外食をすることも出来るので、保護者としても午前中がありがたかったです。
そもそも午後までやっていた時って午後の子どもの集中力ってどのくらい持っていたのだろうかと疑問に思うほどよいです。
〇かけっこは横からもビデオを撮るとよい
かけっこは我が子がゴールする瞬間を写真や動画に収めたいため、保護者はゴール前に集まり、自分の子の番になるとカメラを構えます。今回夫と二人どちらもゴール側にいたのですが、前からみると娘が何番なのか全然分かりませんでした。他の学年の短距離走を見ていたら、順位がよく分かり走り方もよくわかるため、来年は一人がゴール前、一人は客席から撮るようにしようという話を夫としました。
〇組体操はもうやらなくてよい
5,6年生になるとやっていた組体操。みんな5,6年生になると組体操をすることが当たり前でした。しかし、行き過ぎた組体操により大きなケガをする子が出てニュースになるなど、組体操を疑問視する声が数年前から出ていました。そんな中、コロナ禍になり「密」を避ける必要が出たため組体操はなくなっていきました。
私が勤務した小学校でもフラッグを使った表現に代わり、これはこれで見ごたえがあるなぁと思っていました。娘の学校では6年生が3曲ダンスを踊っていました。踊っている子どもたちの表情がとても楽しそうなのが印象的でした。その表情を見ながら苦しく耐えた組体操って誰のものだったんだろうと思いました。
〇娘と側転
娘のクラスは単級で保育園からほぼメンバーが変わりません。保育園の頃から側転が出来る子が多く、春に行われた音楽会でも曲の最後に側転を披露する子が数名いるほど、側転が好きな子が多い学年です。
夏休み前の体育の授業で側転をしていましたが、怖さがあり出来なかったようです。娘が「私だけ側転出来ないんだよ」と言い、家で練習をしたのですが、足が上がらず全然出来ませんでした。その後、側転の練習がしたいと言ってこないので、そのままにしていました。
クラスの様子からきっと表現種目の中に側転があるだろうな。と思っていましたが、プレッシャーになってはいけないと思い、娘にはあえて聞きませんでした。担任の先生も無理をさせるタイプではないので、出来ないなら出来ないなりに対応してくれるだろうと思い当日を迎えました。
表現種目が始まり、楽しそうに踊る娘を見ていました。全員でブリッジをするシーンがあり会場は大きな歓声に包まれました。このブリッジが一番の見せ場だったんだなぁと思っていたら、次に側転のシーンも出てきました。娘を見たら軽々側転をしているではありませんか!本当にびっくりしました。「側転の練習をしたい」と言わなかったのはあきらめたのではなく、もう自分は出来ているから練習しなくていい。ということだったのだと思いました。
終わった後に「すごいね!側転出来てたね、足あがっていたじゃん」と言ったら「私は曲に合わせたら2回がしっくりくるから2回にしたの」というややかみ合わない答えが返ってきて、娘の中では「側転が出来ない私」は過去のものだったんだと思いました。
保護者として見る初めての小学校の運動会は娘の成長を身近に感じることが出来るとてもよい運動会でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?