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鎌倉の「切通し」を歩く:名越切通し

鎌倉には切通しと呼ばれる道があります。三方を山に囲まれた鎌倉は防御上は有利な地形ですが、人や物資の往来には不便なため、山の稜線を切り開いて道を作りました。これが切通と呼ばれる道です。

有名な切通として「鎌倉七切通(かまくらななきりどおし)」または「鎌倉七口(かまくらななくち)」と呼ばれるものがあります。


その中の「名越(なごえ)切通し」を歩いてみました。この切通しは鎌倉から三浦半島方面に通じていて、さらに東京湾を渡って千葉県南部に至る交通路として開削された道です。険しい難路であったことから古くは「難越(なごし)」と呼ばれていましたが、そこから「なごえ」に変わったと言われています。途中にはやぐらや石塔、石切り場のあとなどが見
られます。
 
逗子側から歩きはじめる

逗子側の入り口から入りました
名越切通しの説明版

来た道を振り返る

上の場所を反対側から見たところ

分かれ道

まんだら堂やぐら群への登り口

まんだら堂やぐら群

まるで敦煌の莫高窟のようです

鎌倉時代以降には石切りが行われていました。岩壁が段状に削り取られた石切り場が300メートルにわたって残っており、「お猿畠の大切岸(おおきりぎし)」と呼ばれています。

石切り場のあとへ

大切岸への案内板
大切岸の説明版
石を切り出した跡が残っています

途中には大小の石碑があります。

だれかがこんなお供えも


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