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シリコンバレーで働く卒業生:サン・ノゼ州立大学

これまで調査や研修、旅行で訪れた海外の大学を私個人の視点でレポートしています。

同大学は2015年にアドミッションの調査で訪れました。

1857年に創立したアメリカ西海岸で最古の州立大学。当初は教員養成専門学校(Minns' Evening Normal School)としてサンフランシスコに設立され、開拓地の教育者を養成していました。1862年にカリフォルニア州立師範学校となり、1871年にサンノゼに移転します。1935年にはカリフォルニア州立カレッジ、さらに1972年にはカリフォルニア州立大学サンノゼ校(California State University, San Jose)となり、1974年に現在の名称となりました。一方、1882年にカリフォルニア州立師範学校の南部分校がロサンゼルスに開校し、後にカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA) として独立します。

現在、同大学は23校で構成する「カリフォルニア州立大学(CalState)システム」のうちの1校として、250以上の大学・大学院課程を設けるまでに発展し、3万人以上の学生が学んでいます。地域密着型の大学なので州民であれば比較的入りやすいです。大学のIDを提示すれば公共交通機関も無料になります。

キャンパスはカリフォルニア州北部の大都市サンノゼの中心部にあります。サンノゼはカリフォルニア州の中でロサンゼルスとサンフランシスコに次いで3番目位に人口の多い都市です。シリコンバレーが近いので、インターンシップ等を通じて実践的な学びに触れる機会が多くあります。工学、ビジネス、コンピュータの分野に定評があり、シリコンバレーで働く卒業生も多くいます。 アップルで働く人で最も多いのはサンノゼ州立大学の卒業生だということも聞きました。


大学ホームページ↓


アドミッションオフィサーのレクチャーから(2015年時点の情報)

出願はオンラインで行います。調査時の出願料金は$55 で、基準はGPA 3.0 以上、TOEFL iBT61以上 (Engineering は 80 以上) でした。Conditional Admissionという制度があり、TOEFL の点数が足りない場合は一般の出願とは別のものを提出し、特別な英語プログラム(International Gateways Language Program)を受け、TOEFL の点数が入学条件に達したら通常の授業を受けることもできるということでした。ただ、このプログラム は競争率が高いため、早くから準備をする必要があります。

 成績 が条件に達しない場合は Community Collegeに行き、そこで良い 成績を取って出願するという方法もあります。 留学生はこの方法を使う人が多いようです。

キャンパスの風景

マーチン・ルーサー・キング・ジュニアー図書館
図書館内部
図書館内部
インターナショナル・センター。留学生センターのようなもの
International House の内部


キャンパス紹介ビデオ(YouTubeより)


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