捨てられたおみやげの栗ようかん

職員室の机まわりが物で溢れているG先生。年度末のかたずけを始めました。いらないものはゴミ箱に捨てていますが、うず高く積まれた書類の下から小布施の栗ようかんが出てきました。

「あっ、栗ようかんだ！　誰にもらったんだっけ？」そう言いながらG先生が賞味期限を確認するとはるか以前に期限は切れていました。

「もったいないけど捨てよう」そう言ってG先生は栗ようかんを丸ごとごみ箱に捨てました。それを見ていたK先生がなんだか奇妙な顔をしています。

そうでしょう。栗ようかんはK先生が旅のお土産にあげたものだったからです。学年の先生それぞれに配りました。私も美味しくいただきました。