王様の運転するスポーツカーが目の前を走り抜けた!
「あっ、王様ですよ!」ガイドの女性が突然大きな声を出しました。10年ほど前に旅行で訪れたブルネイの首都バンダル スリ ブガワンの町を歩いていたときです。私が振り向いたときには車はすでに走り去り、遠くにそれらしき車の陰影がかすかに見えました。王様(ボルキア国王)は自分で車を運転していたそうです。国王が護衛もつけずに一人で車を運転して町を走るなんてにわかに信じられませんでしたが、彼女のよるとよくあることだそうです。車好きの王様は数千台(7千とも8千とも言われる?)の車を所有しており、ロールスロイスだけでも数百台になると言われています。桁が違います。
世界一裕福な国と言われるブルネイはボルネオ島にある小さな王国です。正式名称はブルネイ・ダルサラーム。マレーシアと南シナ海に囲まれた 2 つの領土に分かれており、面積は三重県と同じくらいです。首都のバンダル スリ ブガワンには王族の巨大な宮殿や豪華で美しいモスク、水上集落、マーケットなど見どころがたくさんあります。
バンダルスリブガワンの風景
王宮(イスタナ・ヌルル・イマン)
スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク(オールドモスク)
スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク(オールドモスク)
ジャメ・アスル・ハサナル・ボルキア・モスク(ニューモスク)
キアンゲ・マーケット
ブルネイの市内中心部に毎朝オープンする市場。首都を流れるキアンゲ川のほとりにあります。食用シダや薬草など地元の珍しい野菜もたくさんあります。漁師が釣ったばかりの魚や地元料理も販売しています。
町中のカフェテリア
水上住宅(カンポン‣アイール)
他の国と違って水上住宅に住むのは貧困層ではなく、公務員など一般の人が住んでいます。豪華な家に住む富裕層もいます。電気、水道、ガスも完備しています。
ブルネイ国際空港
王室が所有するロイヤルブルネイ航空の発着場所。祈祷所も完備されています。