標高2600メートルの村で風船に見えたのは...
ブータンの山道を車で移動中、ノブディン(Nobding)村という小さな村の売店に立ち寄りました。オグロヅルで有名なポブジ谷に向かう道です。
店には食料品のほか日用品や文房具、衣類、薬など様々なものが売られていました。村人が必要なものはほとんど揃っており、まさに村の百貨店といった感じです。村人の生活が垣間見えるようです。
所狭しと並べられた商品の中に風船のようなものが見えました。カラフルな模様入りです。「子どものためのものかな」そう思って近づいてみるとなんと風船ではありませんでした。ポテトチップの袋でした。袋がパンパンに膨らんでいたのです。ポテトチップだけではありません。袋に入った物の中には他にも膨らんだものがたくさんありました。
それもそのはずです。村は標高2600メートルのところにあるのです。日本でも山に登った時に袋が膨らんでいたり、降りてきたときにペットボトルが凹んでいたりすることはありますが、店の商品があんなにたくさん膨らんでいるのを見たのは初めてでした。
右上に見えるのがポテトチップ↓
乾燥させたヤクの肉も売られていました。もちろんこれは膨らんではいません。逆に萎んでいます。
店は他にもいくつかありました。村人の集いの場にもなっているようです。