
オーストラリアの学校体験をレポートします
オーストラリアの学校に関わって20年以上になります。引率、研修、研究調査等で数多くの学校を訪れてきました。施設を見学するだけでなく、授業を参観したり、先生や生徒たちと懇談したり、さらに私自身も授業をやらせてもらいました。そうした中で日本の学校との違いを強く感じました。そしてその違いがどこから来ているのかとても興味を持ちました。その結果始めたのが両国の学校教育についての研究です。両者を比較することで日本への示唆が得られるのではないかと思うからです。
もちろん国が違うので単純な比較はできません。歴史も社会も国の制度も異なるので安易な比較はできないということは承知しています。それぞれの国の中でもひとくくりにできないことがあります。また、どちらがよいとか悪いとか言うつもりも私にはありません。どちらにも良い点もあれば、改善が必要な点もあります。でも海外を体験して初めて気づくことや改めて考えさせられることは多くあります。それまで当たり前と思っていたことが実はそうではないことにも気づかされます。そうした中で何らかのヒントが得られるのではないかと思います。
noteでは私が体験を通して感じたこと、考えたことを含めながら学校の様子を紹介していきたいと思います。あくまでも私の個人的体験ですが参考になることがあれば幸いです。
なお、記事を書くにあたっては以下の書籍(絶版のものもあります)を参考にしています。
レポートは今後何回かに分けてシリーズで掲載します。お読みいただければ嬉しいです。