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不快にさせたのであればお詫びしたい(中学生の声)

*中学生のボクは架空の少年です。

今日も誰かが言ってる。「不快にさせたのであればお詫びしたい」って。それって「不快にさせていなければお詫びしない」ってことだよね。

ボクにはこの文がよく理解できない。疑問が2つある。文を前半と後半に分けてみるね。前半の「不快にさせたのであれば」の部分には「不快にさせていないかもしれない」という意味と、「自分は不快にさせるつもりはなかった」という意味が含まれているように思う。だから言った人は「不快にさせた」とは思っていないのだろう。少なくとも表面上はそのように聞こえる。

後半の「お詫びしたい」の部分は「お詫びしたい」気持ちだけで、実際にお詫びするとは言っていない。だから状況次第ではお詫びしないかもしれない。なんで「お詫びします」って言わないんだろう。

ボクが知りたいのは、本人が人を不快にさせたと感じているか感じていないかだ。感じていたら素直に謝ればいいし、感じていないならば回りくどい言い方なんかしないで「不快にさせたとは思っていない」って断言すればいい。はっきり言わないで、自分が謝罪するかしないかを他人に委ねるなんて潔くないよ。「悪いとは思っていないけどみなさんがそう思うんだったらしょうがないから謝りますよ」って言ってるように聞こえる。すごくずるい言い方だね。

これって言葉の問題じゃなくて、人間性の問題だとボクは思うな。

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