野原に現れた昭和の世界
西伊豆の松崎を訪れました。野原に人がたくさんいるのが遠くから見えました。牛やヤギもいて長閑な風景です。
「何かのイベントかな?」そう思って近づいてみました。近くに行ってびっくり。集まっていたのは人ではなくみんな人形(かかし)でした。
松崎町那賀地区の人たちが町おこしのために3ヘクタールの休耕田をお花畑にし、そこに紙粘土や古着などで作った人形を置いたのです。人形は毎年違うものが置かれているようで、今年のテーマは「懐かしの昭和」でした。人形は全部で44体あります。街頭テレビで力道山のプロレス中継を見る人たち、紙芝居を見る子どもたち、自転車の納豆売り、バナナのたたき売りなど懐かしい風景が描かれていました。