見出し画像

宝くじ(中学生の声)

*中学生のボクは架空の少年です。

お母さんがすごく悔しがってる。宝くじが外れたんだって。いつも外れているのに今日はやけに悔しそうだ。一番違いだったらしい。「えッ~!1等の?」ってボクが言ったら、「違うわ。4等よ」だって。

そばで聞いてたお父さんが「なんだ4等かよ。1等ならわかるけど、4等ぐらいでそんなにがっかりするなよ」って言った。お父さんは宝くじを買わない人だ。

それを聞いたお母さんは憤慨した「何よ、4等だって当たれば5千円よ。いつもより少しいいお肉が食べられるじゃない!」って。たしかにそうだね。そう言えばしばらくステーキ食べてないなぁ。

小さな紙切れだけど宝くじって人の夢や希望が詰まってるんだね。喜怒哀楽も大きく左右されるし。


いいなと思ったら応援しよう!