海外でホームステイを楽しむには
コロナ禍で中断していた海外研修を再開する動きが見られます。外国でホームステイをする若者も再び増えてきました。私は20年ほど中高生の海外研修を引率したときや自分自身の研究調査などでホームステイを体験してきました。そこでの経験をもとに「海外ホームステイを楽しむヒント」と題するセミナーを何度か行ったことがあります。ツアーに出かける学生や引率の教師、一般の社会人が対象でした。異文化理解を学ぶ教員研修も行いました。
ここではセミナーで用いた資料の抜粋を用いてホームステイのコツを紹介していきます。有料資料も添付していますのでご興味があれば購入していただければ幸いです。
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海外ホームステイの例
1留学生として
2生活体験として
3スタディーツアーの一環として
4友好都市使節団の一員として
5研究交流の技術者や研究者として
6その他
ホームステイの意義
・異なる国や地域の文化、生活習慣、価値観などの体験
・人や文化の相互交流
・先入観や偏見、ステレオタイプからの脱却
・自文化の見直し
・国を越えた国際交流ネットワークの構築
・言語の習得
⇒草の根の国際交流
体験者の声
・海外の人との交流を楽しめた。
・ 相手の国や人々に対するイメージが変わった。
・ 帰国後も交流が続いている。
・ 外国に家族ができたみたいだ。
・ 偏見やステレオタイプが消えた。
・ 日本の良さを再発見した。
・ カルチャーショックを受けた。
・ コミュニケーションがうまくいかず大変だった
・ 文化や習慣の違いに戸惑った。
・ 語学力の不足を痛感した。
・ 自分の国のことを知らないと実感した。
ホームステイはしたいけれど不安がある
・ 外国人と接したことがあまりないけど大丈夫だろうか。
・ 初めて会う人とうまくやっていけるだろうか。
・ 気を遣って疲れないだろうか。
・ ホストファミリーとうまくいかなったらどうしよう。
・ 食べ物が合わなかったらどうしよう。
・ 病気になったらどうしよう。
出発前に必要なこと
・ホストファミリーにメールや手紙を出しましょう。
自分や家族の紹介(写真)、趣味、現地で体験したい
こと、 あらかじめ伝えておきたいことなど。
・ 現地の下調べをしましょう。
・ 交流に役立つものを準備しましょう。
自分や家族、住んでいる市や町を紹介する写真や動画
ど 、小さなお土産(手作り、心のこもったもの、高
価でないもの) 料理をするなら現地で調達できない材
料や器具など、 おりがみなど日本を紹介するもの、 自
分の得意なことを伝えるもの
・ 日本のこと、自分の市や町のことを説明できるようにして
おきましょう。
到着したら確認すること
・食事⇒時間、不要なときは? 台所・冷蔵庫・レンジなどの
使 い方、借りてよい食器、食べられないもの
・ お風呂⇒入浴やシャワーの回数、時間、使い方
・ 自室⇒収納場所、シーツや枕カバーの取りかえ、部屋で
禁止事項
・ 洗濯⇒洗濯機の使用方法、干す場所
・ 電話やコンピュータ、家電品⇒使用の可否、通話料金
・外出⇒近隣の情報、交通手段、門限
滞在時に必要なこと
・家族の一員として生活しましょう⇒部屋の片づけ、食器洗
い、掃除
・家族の習慣に合わせましょう⇒生活時間、門限、節電、節
水(シャ ワーの時間)、戸締り
・積極的に交流しましょう⇒あいさつ、家族とのだんらん
・言葉の壁を乗り越えましょう⇒ジェスチャーや表情、紙に
書く、など
・自分の意思をはっきり伝えましょう⇒「以心伝心」は誤解
のもとです
・ファミリーへの気遣いを忘れずに ⇒”Thank you. の気持ち
帰国したら
・帰国後は早めにお礼の手紙やメールを出しましょう。
・ 交流を続けましょう。
よくある質問
・お土産は何がよいですか?
・ 朝ごはんは自由に食べてと言われましたが…
・ 冷蔵庫の中のものは勝手に食べたり飲んだりしてよ いので
しょうか?
・ 嫌いなものも食べなければいけませんか?
・ シャワーの長さはどれくらいがよいですか?
・一緒にでかけたときの費用はどうしたらよいですか?
・ 洗濯はできますか?
・ お手伝いはどの程度したらよいでしょうか?
・ 日本食を作ってあげたいのですが…
・ 嫌なことは断ってもいいですか?
・ 困ったことがあったらどうしたらよいですか?
⇒有料資料には回答を載せています。
体験者がよく口にすること:どう考えたらよいでしょう
・「ホストファミリーが普通のアメリカ人じゃない」
・ 「ホストファミリーがちゃんとした英語を話さない」
・ 「面倒を見てもらえず、ほったらかしにされている」
・ 「きらいなズッキーニが毎日出てくる」
・ 「週末にもう一人のパパが来る」
・ 「食器の洗剤を洗い流さない!」
⇒有料資料で解説しています。
ホームステイのヒント
・ホテルだと思わない。
・ お客様にならない(家族の一員として過ごす)。
・ 固定観念や先入観を排除する。
・ 異なる文化や生活習慣を理解し、違いを楽しむ。
・ プライバシーを大切にする。
・ 積極的にコミュニケーションする。
・自分のことをしっかり伝える。
・ あいまいな理解のままでいない。
・ 健康管理をしっかりやる。
・ 期待し過ぎない。
・ 他のファミリーと比較しない。
有料資料は以下でダウンロードできます。
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