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誰かに見られている...

誰かに見られているかもしれないと思うと警戒します。悪いことをしていたら警戒心はさらに強まります。悪いことをしていなくても無意識に警戒心が働くこともあります。そうした心理を利用したものでしょうか。町で見かける「歌舞伎の目」を描いたあのステッカーです。防犯用に東京都が始めたらしいですが、「見られている気がする」「誰かの視線を感じる」という声は多く聞かれます。犯罪防止には役立っているのでしょうか。

町で見かけたポスター

どこで、だれが見ているのかわからないという心理が犯罪抑止につながるであろうことは容易に推察できます。防犯カメラの設置もそのためでしょう。実際に防犯カメラの映像が犯罪捜査で役立つ例は多いようです。

最近は外出するとあちこちきょろきょろと見回すことが多くなりました。気づかないところで撮影されていることも多いからです。防犯カメラの効果を期待する一方で、どこで自分が監視されているかわからないという怖さも感じます。さらに、撮影された映像がどこでどのように利用されているのかわからないことも不安です。

誰かが見ているかもしれないという状況は、犯罪抑止だけでなく人々の心に新たな疑念や恐怖を生み出しているように感じます。


谷中の町で見かけたポスター

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