国有林の中に大学がある:グリフィス大学(オーストラリア)
オーストラリア、クイーンズランド州の州都ブリスベンとその近郊にある国立大学です。キャンパスはブリスベンを中心に5カ所にあり、学生数は約4万人。1917年に総合大学として設立されましたが、その後クイーンズランド芸術カレッジ(Queensland College of Art)とクイーンズランドコンセルバトワール(Queensland Conservatorium)を統合したので芸術分野では特に高い評価を得ています。
大学名はクイーンズランド州初代知事の名前から来ています。広々とした国有林の中にキャンパスがあるので野生動物にもよく出会います。最初に訪れたときはタクシーを降りる場所を間違え目的地まで延々と山道を歩きましたが、途中で野生のワラビーに出会ったときは感動しました。
国際社会を豊かにすることを大学の理念として掲げ、①刷新的教育、②学問分野の結集、③国際化、④社会的公正、⑤生涯学習を重視し、卓越した教育と研究をめざしています。人文学、法学、工学、医学、看護学、環境科学など学部、大学院合わせて600以上のプログラムが提供され、40近い研究センターで最先端の研究が行われています。環境学やポピュラー音楽、生物医学サイエンスなど新しいキャリア分野を見出し将来の需要を想定した学位コースを提供するパイオニア精神でも知られています。
大学ホームページ↓
キャンパス紹介ビデオ↓
ネイサンキャンパス
バスターミナル
マウントグラバットキャンパス
先住民学生支援ユニット。オーストラリアの大学はどこにでもあります。
キャンパスの中には公立の小学校があります。教育学部の付属小学校ではなく独立した小学校です。
小学校の様子は以下の記事に載せてあります。
マウント・グラバットキャンパスにある教育学部の前身は州立の教員養成カレッジなので、教員養成の歴史は長いです。