YouTube系の動画編集の手順
今回は完全初心者に向けてYouTube系の普段私がどのような作業フローかを紹介していきます。
映像制作系だと、撮影やらアニメーションやら覚えることが多いのとそもそもジャンルが違うのでここでのお話は無しです。
今回は10分尺の1人が何かを説明している動画を例に例えていきます
①ソフト選定
私はまずFCPとプレミアが扱えるので、この案件に対してどっちのソフトがいいかを選定します。
体感、割と長期でシリーズものとして作っていくのであればプレミアが素材の管理等はしやすいかなと感じています。あと縦動画か横動画かも選ぶ基準になります。
というのもFCPが縦書きのテキストに対応しておらず、プラグインを入れたらできるんですがそれでも使い勝手が悪いです、なのでSNS系の動画でテキストバンバンに打ったり素材のカットが多い縦案件に関してはプレミアが優先的に選ばれます。
あと2人以上のインタビュー動画もプレミアの方が編集しやすいです。
FCPだとAさんの音声とB3の音声と分けたりができないので(一応調整レイヤーを無理やり入れて境界線がわりにしてクリップを分けたりすることも可能ではある。)
話し手が増えると複雑になってわけわからなくなります。
FCPだと、有料プラグインが結構入っているので、おしゃれなアニメーションをサクッと使いたい案件に向いています。
今回はプレミアを使っていくことにしましょう。
次に
②素材尺の確認とカット箇所の選定
客先からもらった素材をまず繋げます。
指示書がある場合はそれを元に繋げます。
カット箇所がまだ不明な場合はここで一旦客先に繋げた動画を一旦提出します。
その理由はこっちではカットしていい箇所などが明確にわからないからです。
カットして編集して後からここの場所カットしないで欲しかったって言われてもお互いめんどくさいし無駄な時間を使うだけなので。
例えばカット箇所お任せしますと言われてカットしたけど、後からそのようなことを言われたら追加料金請求していいと思います。そのためにメッセージのログをしっかりスクショなり残しておいてください。それで相手がごねたら常識を知らないイカれた人なので仕事しない方がいいです。
③カット作業
ここから左手ツールの活躍の場です。ジェットカットしていく動画なら、基本的に音声の波形を見てカットしていきます。
大体どこをカットするか数こなせば再生しなくてもカット箇所がわかるようになってきます。
あー、や、うーなどもバッシバシにカットしていきます。素材尺20分を10分にするのに大体集中して30分から40分くらいですかね。
ここが一番集中力がいる場所かなと思います。
カットで他に気をつける箇所は、文法がおかしいなどたまにクリップを入れ替えたりします。
聞いている人がより自然に伝わりやすくすることを心がけます。
④カットができたら一度クライアントに全体の尺の確認と最終チェックしてもらいます。
確認してもらうことが多いかもしれませんが後からここをこうして欲しかったとなるとお互いにとっていいことはありません。
自分は作業量が増える。クライアントは納期が遅れる。なのでできるだけ確認してもらうことをお勧めします。
幸い、私の客先としては強力的な方ばっかりなのでこの辺りは理解してもらえています。
⑤カット確認終わったらテロップ作り
フルテロップの場合はVREWを使用します。
カット後の尺で書き出したものを、VREWに流して、AIでテロップ作ってもらいます。
完璧ではなく、最終確認は自分でやる必要性はありますが、どうせ手打ちでも確認するのだから一緒です。何より手打ちで打つ時間を考えると圧倒的に速いです。台本があればなおもっと速いです。
一部では誤字が多いからAIは使わない方がいいとか言われていますが、そもそも人間ですから誤字はあるものと考えています。もちろんミスは少ないに越したことはないです。
ここでVREW上で、テロップの確認している最中に⌘+Fで文字検索していきます。
例えば「っていう」「いろんな」など話し言葉を書き言葉に変換していくフェーズを挟みます。文章中から一括で検索して一括で変更してくれるのでかなり便利です。(プレミアのソフト上でも可能)
「っていう」→「という」 「いろんな」→「いろいろな」
こういった感じに変換してそれでも心配なら、テキストだけを書き出してChat GPTにペストして、誤字脱字の有無等を確認してもらいましょう。
その後VREWからプレミア用のデータに変換して保存します。
⑥テロップデータをプレミアで読み込んでテロップだけを本動画にコピペしてトラックの微調整。
VREWからの変換データって結構カット箇所とずれたりしているのでそれを修正します。その際にテロップの誤字脱字を確認しながら調整していきましょう。
⑦テロップデザインを決めて全適用
基本のテロップを決めてスタイル保存後全適用します。
⑧OPやED、アイキャッチなどをAeで作成。
ここで調整レイヤーを随所に指してOPやED、アイキャッチを作成していきます。
なぜ連携でやるかというと、後から修正が楽だからです。
⑧サムネ箇所を探しながら装飾していく。
例えばテロップなどを動かしたり強調したりする箇所は色を変えたりサイズを変えたり、フォントを変えたりしつつそこのクリップを黄色にしています。後から効果音をつける箇所を見やすくするためです。
⑨効果音とBGM付け
ラストスパートです。先ほど黄色くつけたクリップに効果音を挿入していきます。私は効果音フォルダを外付けに書くのしているのでフォルダごとプレミアに取り込んでいます。BGMも一緒です。
⑩最後に最終確認して書き出して初稿完了です。
クライアントもある程度協力してくれる人であれば最初の尺調整は必ずやりましょう。
テロップ作りはVREWがかなり優秀になってきているのでぜひ活用しましょう。毎月90分くらいまでは確か無料で利用できます。
大体これで集中して3−4時間程度でおわるかなと思います。
これが大体の制作フローです。
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皆さんが頑張って食っていけるようになることを願っています。