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人間の3大欲求を趣味に結びつけない方がいいかも

広辞苑によると、趣味とは「仕事、職業としてではなく個人が楽しみとしている事柄」と定義されているそうな。

ダイエットを始める1年前までは、趣味と聞かれたら真っ先に「お酒」と答えていた。
みんなと飲む場が楽しいとかではなく、とにかくお酒をたくさん飲んで嫌なことを忘れて、ひたすら食欲に身をまかせ暴食する、までを「お酒」という単語に詰めていた。
こんな趣味を10年以上続けていればそれはそれは肥えるわけで、気づけば80kg台後半に。。。やがて不妊治療の話が急遽浮上したことで、自然とダイエットに励むことになった。

ダイエットを始めて間もなく1年となる現在の私の趣味は、ウォーキングしながらラジオを聴くこと、ピアノ、旅行、ライブ鑑賞、といったラインナップになった。

そんな私が今感じることは、食欲・性欲・睡眠欲の解消を唯一の趣味にするのは危険ということ。

個人的には、それを行うことで心と体が満たされ、人間としての成長や喜びが伴うものが趣味だと捉えている。
3大欲求の解消が唯一の趣味になると、1年前までの私の例でいえば、食べる飲むことで確かに食欲は満たされる。食欲が満たされた後は幸せな気分になる。
ただ、数時間後あるいは翌日、顔が浮腫み体が重く感じる。頭がスッキリしないまま仕事に向かう。ひどい時には二日酔いで吐き気がありつつも、なんか炭水化物が欲しくなって、朝からラーメンやうどんが欲しくなる。
決して増量したい人間ではないので、食べ過ぎていることに罪悪感を抱えながらその日を過ごす。
体重計には怖くて乗れない。増えていることは乗らなくてもわかるし、次の健康診断までに、前回より増えてなければいい。
こんな考えでいると、毎年毎年微増していく体重にも慣れ、体型カバーができる服に甘え、ぽっちゃり好きな夫は全く文句を言わないので、それはまあ痩せる必要がなくなる。
ただ心のどこかで、いつも、「痩せたい」という気持ちを抱えている。
この、心のどこかで感じていることと全く正反対のことを行なっている自分が、ストレスになり、また食欲に走る。。。
なんて恐ろしい負のサイクルなんだろう。

私は半強制的にダイエットを始めて、細々と継続できているが、負のサイクルを断ち切れなかったときのことを考えるととても恐ろしくなる。

睡眠欲や性欲も同じ気がする。
「趣味」というわりかしキレイな言葉で表すと分かりにくいが、それはもう理性でコントロールができなくなっている状況なんだろう。

何事もバランスが大事ではある。それにつきる。
いくらやっても心がすり減ることのない、満たされた気持ちになることを趣味にしよう!

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