超獣戦隊ライブマン、第20話「落第オブラーの逆襲!」
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まずは恒例のあらすじから📖
今回もこちらの管理人さんのブログをご参照下さい🙇
今話のテーマは「母心、子知らず」
再生エネルギーによって破壊されたジンマの復活や、自身のダメージ回復を無限に行う、ギルド星人ギルドスが作った頭脳獣サイセイヅノー。
ギルドスの不思議な十字架剣の力も重なり、無敵だったバイモーションバスターも効かなく、ライブマンは究極のピンチに陥る。
そんな中、数々の失態により、ボルトから落第を言い渡されたDr.オブラー。
ボルトの中でも居場所を無くしたオブラーは母の元を訪ねる。
ボロボロな姿での帰還に心配する母、その言葉は豪へは届かない。
自宅の実験室へ閉じ籠った豪は、母へ「大事な実験をしているから中へ誰も入れないでほしい。」という要求をする。
十字架剣の力をギルドスから奪った豪は、その不思議なパワーを自身の中に取り込もうと実験を繰り返すが、その実験により苦しい思いをする豪……。
その声を聞いた勇介達は、豪を助けようと豪の自宅を訪れる。
そして、実験室に脚を踏み入れようとした勇介達を止める母から今回の神セリフが生まれる。
「私は豪を信じてます。豪の事は、豪を育てた私が一番良く知ってます。……(回想後)豪のやる事に間違いがあるはずがありません。」by.豪の母
誰しも経験する反抗期。この回に反抗期の言葉が合うかは賛否があると思うが、私はこの回を観た時、自分が反抗期にとっていた行動と、当事の母の想いを思い返した。
自分の居場所が学校に無かった私は、そのストレスを親へぶつけた。母はそんな時も悲しむ姿を私には見せず、いつも笑顔で私に相対してくれた。そんな母の優しさに気付いたのは、不登校がたたり、入学説明会で門前払いを喰らった時に見た母の涙だった。
豪は母の心配をよそに、究極のオブラーへと自己改造を行ってしまう。その姿を見た母は悲しみ、涙を流す。
……豪の姿は不登校になっていた私の姿に見えた。
母の信じた豪の優しさ、そして真っ直ぐなひた向きさ。
後の回に出てくる豪の優しさは、恐らく母の気持ちが届いた証であろう。
親は子供がどんなに非行に走ったとしても、どこかで信じる事を止めない。ただ、その信じる気持ちを、子供へ伝えきれていない親が、この日本では多すぎる気がする。
豪についても、「勉強ができる。」事に安心をし、自分の息子を誇りに想っていた母。
この回に出てくる尾村家の表札には父親の名前は無い。
きっと、父が居ない中、母の期待を豪は一心に受けていたのだろう。
だからこそ、幼少期から勉強だけでない、母の「想い」を豪へ伝えるべきであった。
「母の心、子知らず。」
愛情の注ぎ方は多々。
だが、本当に伝えたい「想い」。きちんと伝える事の必要性を、この回を観て感じて頂きたいと思う。
話しは反れるが、前回初登場したギルドスのデビュー戦が今回。
サイセイヅノーの強さや、自宅に研究室がある尾村家の凄さにも注目して今話を是非ともご覧頂きたいと思います。
想いを伝えたい方を想いながら。