個人的な雑記⑧(頑張れ!受験生)
2月と言えば受験シーズンですね。今日はそんな受験生に向けてつらつら書いていこうと思います。そもそも自分の読者に受験生いないと思いますが。
①大学受験の思い出
まずは私の大学受験の思い出から。国公立や上位校を目指していたのもありセンター試験(今の共通テスト)を受験した私。英語と数学が過去最高得点を取り家で狂喜乱舞していたのを覚えています。ただし、国語が元々苦手でいつも通りしょぼい点数しか取れませんでした。出願予定だった国公立大学はD判定、これは2次試験でかなり取らなければ合格できません。そして当時の私は舐めて滑り止めを一切受けませんでした。そんなこんなで浪人しました。
浪人中は地元にろくな予備校が無かったため上京してアルバイトをしながら予備校に通っていました。まあまともな生活をしなかったですよ。予備校の授業はサボるわ、サボって何をするかと言えばパチンコかスロットか家でゲームかアニメを見てるか。終わってますね(笑)
それでも高校時代めちゃくちゃ勉強した貯金があったので成績はある程度取れました。あとなぜか小論文の授業だけは一回もサボらずに受けていたのもあってか、国語が覚醒しました。現役の時はセンター試験65%ぐらいしか取れなかった現代文が浪人の時は92%取れました。
そして実際の受験では、まずセンター試験に寝坊で遅刻しました。会場の大学は駅から離れており坂道を全力坂してました。
他の一般入試でも寝坊して駅からバスの会場でバスに乗り遅れ20分待ちをしたことも。
そんな自分でも無事に大学生になれました。
②今の大学受験の潮流
やはり大学の中にいると今の高校生のトレンドというか流れは気になりますし、情報が入ってきます。最近の高校生は特に安全志向というか年内に決めてしまおう、という傾向にあるようです。年内というのは、3年生の12月までに、つまりは指定校推薦や総合型選抜(旧AO入試)で決めよう、ということです。余計なリスクは取らずに確率の高い選択をする、こうした考え方は個人的には嫌いじゃないですね。
また、大学側も一般選抜の傾向が下がってきています。東北大学に関しては将来的に一般選抜を廃止して全て総合型選抜にする、なんて言ってますしね。
上位校がこうしてどんどん指定校推薦や総合型選抜といった年内入試にシフトしていくと、それ以下の大学の受験生獲得戦略が更に前倒しになるか受験生の層の裾野を広げるしかないですね。
③受験を頑張っておくと・・・
「どうして頑張って上の大学にいかなきゃいけないの?」
まあ塾講師とかやってたら生徒に聞かれますよね。学生の時は特に理由もなくそうだからそうしていたので、生徒に対して明確な回答ができませんでした。ただ、最近個人的にこれについて色々考えてます。突き詰めれば「どうして勉強しなきゃいけないの?」という部分にたどり着きますが、これに関してしっかりした回答ができる人はほとんどいないのではないでしょうか?
「勉強しないと将来困るから」「大人になってから後悔しないため」「将来の選択肢が広がるから」
ん~、どれも個人的には抽象的でピンときません。ということで自分なりにもう少し具体的に勉強する理由、というよりも上位大学に進学する理由にフォーカスしてお伝えしてみようと思います。
まず、どういった環境に身を置くか、これが一番の大きな要因かと思います。たいていの人が大した芯のある明確な意志を持って大学に進学したり人生を生きていることはないと思います。何となく生きてきて自分の身の回りや家庭環境、こうした周囲の影響を大いに受けてきて人々の価値観が形成されていきます。
決して偏差値の低い大学が悪い、高い大学が良い、という良し悪しで判断することはありません。しかし、偏差値という物差しで測った時、まだ基礎学力で大学の入学試験を測っている限りは、そうした基礎学力がどの程度あるのか、こうした近しい母集団が形成されていきます。もちろん今では様々な入学方法があるので、基礎学力に寄らない、顕著な成績や主体的な活動が認められて入学したり親の財力によるエスカレーター式で入学してくる場合もあるので、一概には言えないですが18~22歳の人口全体の傾向として、こうしたある程度近しい母集団ができていきます。
そうした母集団の中で様々な価値観に触れたり、活動を共にしていく中で人としてより成長できるのです。どういった成長曲線を描くかは、やはり所属する母集団に寄ってくるので、会話の内容一つとっても成長曲線を描くことのできる機会を増やすために上の大学を目指す、そんな感じでしょうか。
ちょっと長くなってしまいましたが、つまりは交流を持つ人や学習環境をより良くするために上の大学を目指す。ガチャの箱は当たりが多い方が良いですよね?そういうことです。
もちろん大学進学までにやりたいことが明確だったり、専攻や就きたい職業が決まっている場合はそこに向けて邁進してもらえれば結構です。ただ、ほとんどの人がフワフワ生きているでしょうから、自身のベストを尽くしてより良い環境に身を置けるよう頑張っていきましょう。ここで頑張れば、大学4年間での時間は自身の価値観や将来に還元されます。
もちろん大学受験に失敗してしまった人もいると思います。ここでの挫折経験は絶対に忘れないでください。そして腐らないでください。いくらでもリカバリーは効きますし、大学という箱の活用方法は活かすも殺すも自分次第です。自身の所属する大学をフルに使うもよし、大学生という身分や時間を活かして大学外で活動するもよし。
この4年間というモラトリアムを活かして、大学受験の失敗をぜひとも人生の糧にしてほしいです。人生100年時代、ここでの失敗はターニングポイント、あくまで点です。この経験から後の成長曲線を描きましょう。
まとめ・おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回は受験生向けに記事を書いてみました。
カフェとかで赤本解いてる受験生を見るとついつい応援したくなります。
しがない大学職員は全受験生を応援しているよ。
頑張れ!受験生!