婚活アプリの男性へ思うこと -一気に喋りすぎないで(2)
無理だとギブアップした婚活アプリに再挑戦。
いくつもの失敗を経た経験から、ときに男性たちを冷静に分析してしまう。だけどそれを楽しんでるわけではない。
これも再挑戦の記録です。
いいひとだなと思った。
きちんと身分を明かし、口ぶりは真面目で丁寧、なにより知性的で話の節目が合う。
住まいは結構近くで共通点もあり、社会貢献を含む立派な仕事をしている。
彼もわたしとのマッチングにとても喜んでおり、
本腰入れてもいいかもと真剣に思った。
楽しかった。
2〜3日は、楽しかった。
しかし身の上話が止まらない
違和感を覚えたのは、話題が彼の離婚原因に及んでからだ。
自分がいくら稼いでも(けっこう高収入)セレブな奥様は贅沢三昧、それでも足らないと子供名義の貯金に手をつけ、実家の親にお金が足らないと訴える。夫を馬鹿にし家庭を顧みず…
立板に水、流れをあまり止めないように聞いていたが、途中でわたしは勘づいた。この人、自分ばっかり喋ってることに全く気づいてない。
こちらの反応や相槌は放置だわよ。
これまでは会話のキャッチボールが成立していたのに。
…わたし傾聴ボランティアじゃないんですけど。
わたしは1日、メールの間を空けた。
そしてひとこと返信した。
貴方となにを話せば良いか、わからなくなりましたと。
すると彼は、
なんでも聞いてください、仕事のことでも家のことでも!
ああ、だめだ、通じてない。
彼には相手の存在が見えていない。自分ばっかりだ。
もう、はっきり言うしかない。
「なにを話せば良いのかと申しましたのは、〇〇さんのお話は一方通行で、わたしが入る余地は無さそうだと感じた、そういうことなのです。」
訴えたい、わかってほしい。こんな僕だけど良いですかと言いたい。
それはいいんだけど。
一方的にまくしたてるのは、相手とのコミュニケーションよりも自分が喋ることが優先なのだと言わんばかりではないか。
好きになった男だったら、彼のこと認めてあげたい、聞いてあげたいと思いもするけれど。
数日前にアプリで知り合っただけの男性だし、第一、「貴方のことなんでも聞きますよ」なんてひとことも言ってない、わたし。
たぶん一途というか、一方通行なところがある人なのだろう。思い込んだら一直線な。そしてちょっとニブい。
元妻が浪費に走ったのも、自分のことを見てくれないという不満が多少はあったのかもしれない。
そう勝手に思った。