航空祭狂騒にモノ申す。まずはあるブログをキッカケに。
わたしは航空機も大好きです。
航空祭を会場まで観に行くようになって10年超。観察や知見を重ねるうち自分の中にも考え方の変化が生じ、有形無形いろんなものが見えるようになりました。
今回長文ですので、目次形式での掲載を試みてみます。不慣れでごめんなさい。
◆「小松の航空祭行くのやめました」というブログを見つけました。
筆者さんはこれが初の航空祭参加になる、という初心者のかた。
この記事に思うところ多々ありましたので、引用させてもらいつつ今日のわたしのブログといたします。
以下の段落はslope-garden-jgcさんのブログより引用です。( )等はわたしの言葉です。
ー各種禁止事項、ほとんどはその通りだと思います。でも理解できないことが2点ありましてね。
①イスの持ち込み禁止。
会場内には当然椅子もあると思いますが、ただトイレですら渋滞するほどの人出。長時間立ったまま飛行を待っているのは苦痛でしょ。図の(手荷物検査の画像を基地HPから転載してます)一番右上の小型椅子程度なら良いのでは。前年の写真では折り畳み椅子の人もいます。ちなみにレジャーシートは風に飛ばされると危険ですから禁止は理解しています。
②お弁当、おにぎり持ち込み禁止。
(新型コロナ対策で会場での飲食禁止。これは仕方ないです。次。)
(以下は引用ではなく要約です)
③帰りのシャトルバスが例年2時間待ちとバス会社HPに記載していますが、わかっているならバス増やせよ。
④バスでの往復が1000円ですが、小松駅から小松空港までの路線バスは片道280円、十分歩いて行ける範囲なのにぼったくり料金ではないか。
◆以下、わたくしの意見でございます。
①イスの持込み禁止について
過去の航空祭における来場者トラブルの多くがイス(および脚立)による場所取りに原因があることを、普通の人たちは分からないと思います。
キャンプ等の折りたたみイスは広く場所を占拠します。そしてこれに座った人の座高は高くなり、後ろの人は立つしかありません。それに混雑状態の駐機場にイスだけ置いて人間がいない場面が生じれば100%トラブルの種です。 踏み台型のイスは文字通り踏み台に使う人が必ず出てきます、というかそれを目的として持ち込む人もいます。
イス持ち込み禁止が無情であることは運営側でも分かっていると思うんです。過去には禁止区域を設け、それ以外の場所なら使っても良いという形を取ったこともあります。けれど結局なし崩し、無法状態となりました。
それゆえ持ち込みから禁止にしたのだと思われます。
因みにブログの筆者は「完結性跛行」を患ってみえるため長時間歩くのが苦痛だそうです。車椅子ほどではないんですが、椅子があると有難いと。わたくしそのお気持ちとてもよくわかります。
③シャトルバス
民間業者への業務委託事項ですので、会社に対し出来うる限りの協力をお願いするしかないんです。田舎の会社ほどバスの保有台数は少ないでしょうし、他の会社から借りてくるにも限界があります。
そしてバス待ち時間が長くなる大きな原因はもう一つ。
来場者による路上駐車です。
路上駐車車両のため路幅が狭くなり運行の安全確保に時間がかかることになります。渋滞が発生することも少なくありません。
バス会社としては苦情への先回り対処として、○時間待ちとHPに記載をしたのでしょう。
自衛隊と業者の自助努力等でやれるだけのことをしたとしても、路駐への対処をどうにかできるものではありません。警察権があるわけではないのですから。
④バスの料金
ぼったくりだとお怒りの気持ちも分かりますが、バス会社が休日の早朝から従業員(運転手など)を働かせること、加えて他のバス会社から車両や人員を借りる場合の費用も含まれていると思うのです。
◆総括。
航空祭、人を集めすぎです。集まりすぎなんです。
小松市在住のご兄弟をもつ友人いわく、撮影スポットはこの時期ゴミだらけ。航空祭当日は路駐だらけ。
人が多すぎるんですよ。だから色々と不便や面倒を感じるようになり横着になる。
人が多すぎるから、もともと横着なやつも多々混じるようになる。
キャパオーバーです。
わたしは自衛隊にも言いたい。
コロナ流行時の自粛下において、一体なにを学び何を考察したのか。
航空祭やブルーインパルスに殺到する人たちの過熱ぶりが自衛隊人気だと錯覚してはいないか。本当に理解と人気があるならどうして自衛官の採用数は史上最低なのか。
航空祭が本当の広報になっているのか?!
いったいぜんたい、本気で考えているのか?
わたしは年々、航空祭への思いが冷めてくるのです。
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