自分を守る覚悟
(写真・湘南の海)
今日は自民党の総裁選だった。
既報の通り、総裁に選出され、総理大臣となることが内定したのは石破茂氏。
私としては、決戦投票を争った高石早苗氏の方がブレない感じで、(靖国には参拝する、と言っていたのは日本人としては頼もしく見えた)ジェンダー的なことは抜きにしてそっちに勝って欲しかったが、まず、石破氏のお手並み拝見といこう。
ちなみに、「地方を元気に」と言っているようで、調べたらやはり父親は大臣を歴任した方のようだが、それまでは地元の鳥取県知事。
そのため石破氏は15歳まで、鳥取県の智頭郡八頭町で育ったという。
(私は高校野球が好きなので、この街にある八頭高校は知っている)
なんでそんなことをあえて調べたかと言うと、今日、決選投票の前に、石破氏、高市氏に最後の訴えの時間が与えられていたのだが、その中で石破氏が今までの歩みを噛み締めるような感じで、子どもの頃、鳥取の田舎(鳥取の方、すいません!)の夏祭りでの懐かしい思い出を語ったのだ。(あれは結構、聴くものの琴線に触れたのではないだろうか?)
私が石破氏に、お、人間的に期待できる部分があるかな、と思ったのは、学生時代に惚れ込んだ今の奥さんと付き合っていた駆け出しのころ、かの故・田中角栄氏から見合いを勧められたが、それをお断りして奥さんと一緒になったという話・・これは、人間としては、信頼できる面もあるかも、とは思った。
ただし、それと政治は別の話。
石破氏も、一途に奥さんとの愛を貫いた若き日とは違い、魑魅魍魎が跋扈する政界で良い意味でも、悪い意味でももまれにもまれてきたわけだし、なにより国民が期待するのは「成果を出すこと」。
この物価高や、福祉政策が直接関わってくる人生を送るものとしてはそれらもしっかり取り組んで欲しい。もちろん、各地で相次ぐ災害被災地への支援(もう、そこをなおざりにしてまでウクライナ、はどうかと思う)にもしっかり取り組んでもらいたい。そして、「外交」にも注目である。
アジアでは不穏な動きがたくさんあるし、11月にはアメリカ大統領選があり、その結果により世界のその後は左右されるであろう。
そこへ石破氏がどう対応するか?
お手並み拝見といこう。
そしてその前におそらくあるであろう、総選挙には必ず有権者として、行かなければならないと思っている。
このカオスな国内外の情勢の中で、我々は今や一人ひとりが「地上波の大手メディアだけ」を鵜呑みにすることなく、いろんな情報をみて、聞いて、自分で考えていかなければならないと思う。
私も感染症の時は、当時、実家にいたこともあって、親がずっと見ているテレビの情報におかしくなりそうだった。
その後、いろんな情報を見る癖を身につけて、少し考え方も広まったと思う。
日本も、いつまで、言葉は悪いが「平和ボケ」していられるかわからない、それは、本当に強く感じている。
自分なりの尺度で、物事に、そして、国内の、世界の情報に向き合い、それによって自分を守っていく。
今、それが、本当に求められるときだろう。
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