用宗の海
先日、様々な用事があって静岡へ行ってきた。
7日土曜から翌日にかけて行ってきたが、6日、自分をすごく不安にさせる案件が浮上した。
静岡行きに関しては、数か月から様々な段取りを組んでおり、兄夫妻など、何人かの人と約束も取り付けてあったので、急なドタキャンは難しかった、なので、在来線で向かい、初日は兄夫妻への挨拶などすませた。
けどやはり心配事がつっかえ棒のように心の中を占めていて・・
2日目の午前中は空いていたが、思い切って用宗(もちむね)海岸へ、海を見に行った。
静岡市の西端、焼津市の大崩海岸に接する用宗海岸。
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先に言うと、まず砂浜に腰を下ろし、不安なことに関して、お世話になっている従兄弟に連絡した。
詳細は今は明かせないけど、従兄弟は忙しく連日仕事している人だが、すぐ返事をくれて、「大丈夫だ、僕もついているから、しっかり相談していこう」という力強い言葉をいただいて、少し心が軽くなった。
少し、力を頂き、心も軽くなったところで、潮騒に耳を傾けた。
ちなみに、私自身は、この場所にくるのは人生3度目。
1回目は1997年5月2日と記憶しているが、高校3年のクラスになり、「ホームルームデー」という親睦会がここで行われた。
バーベキューしてまあまあ美味しかったことは覚えているが、一番印象深いのは‥バイクに乗った「ゾク」らしい輩が、ヤンキーの同級生を迎えに来たのが一番覚えている(笑)
2回目は昨年7月末。
中学の後輩とドライブできて、海岸のカフェで野郎2人でジェラード食った。
そして先日。
海は‥潮騒は‥
1人で来ても。。
安らぎをくれる・・
今、住んでいる地域の湘南の海とはまた違った趣の深い駿河湾。
寄せては返す波を聞きながら、物思いに耽った。
ここは、私にとって実は聖地だったりする。
それは、私の崇拝するTHEYELLOWMONKEYの吉井和哉さんは静岡市育ちなのだが、子どもの頃、よく用宗海岸で釣りをしていたのだという。
幼い頃、吉井さんは駿河湾の向こうの大きな世界を見ていたのだろうか。
私も、静岡市内から最も行きやすい海、ということで用宗海岸を選び休息したが、やはりどこかで、心配事もあった時期だけに、吉井さんにあやかりたい気持ちも多少、あったのかもしれない。
バンドの、海がイメージされる名曲「聖なる海とサンシャイン」を聞きたくなったが、あの日はとにかく、潮騒の音に耳を傾けた。
ザザー。
あの日、何度も何度も、波は寄せては返し、私は物思いに耽った。
そして想った。
「これからも、やってやるぞ!」
と。