明石市を追随しない神戸市の3つの理由②
不毛な戦いを避けるため
神戸市が明石市の政策を追随しないのは、神戸は明石を運命共同体と考えているからです。明石の成長を止めたり、お互いの身を削る戦いは仕掛けません。
実は神戸市に一番通勤・通学しているのは明石市民であり、神戸市としても有難い存在になります。(二位は西宮市民)
明石市民が増えれば増えるほど、神戸で働く人や学生が増えるという方程式ができています。なので、わざわざ明石と同じ政策をとって、張り合ったりすることはありません。明石が政策によって他都市から人口が流入したり、出生人口が増えることは、神戸市にとっても悪い話ではないからです。
実は神戸市も子育て政策には力入れています
積極的に広報していませんが、神戸市も子育てには力を入れています。以下の比較画像を見ると神戸市も中々頑張っているのではないでしょうか(以下抜粋)。子どもの医療費などは混雑緩和のためにあえて少額徴収しているようです。完全無料だと不必要な診断も発生するので、この方針だといいます。
あまり広報しないのは、不毛な戦いになってしまうからでしょう。
明石は神戸を運命共同体とは思っていない!?
しかしながら、一点気になるところがあります。それは明石元市長の「神戸批判」です。理由の一つ目でも記載しましたが、明石は子育て政策だけで上手くいって訳ではありません。神戸(大阪)に近い、「ベッドタウン」として魅力があるからです。神戸が大都市として魅力が下がるということは、そのまま明石の魅力も下がることに気づいていないのでしょうか。そこについては少し残念です。
これが理由二つ目になります。