言葉の吐き倒れ

神戸市在住の元地方新聞記者。 (公務員→新聞記者→民間) 神戸に住む人達が地元を誇りに…

言葉の吐き倒れ

神戸市在住の元地方新聞記者。 (公務員→新聞記者→民間) 神戸に住む人達が地元を誇りに思い続けられるように 【わたしから神戸市への提案】を書いていきたいと思います。 ぜひ皆様の意見お聞かせください!

最近の記事

明石市を追随しない神戸市の3つの理由②

不毛な戦いを避けるため神戸市が明石市の政策を追随しないのは、神戸は明石を運命共同体と考えているからです。明石の成長を止めたり、お互いの身を削る戦いは仕掛けません。 実は神戸市に一番通勤・通学しているのは明石市民であり、神戸市としても有難い存在になります。(二位は西宮市民) 明石市民が増えれば増えるほど、神戸で働く人や学生が増えるという方程式ができています。なので、わざわざ明石と同じ政策をとって、張り合ったりすることはありません。明石が政策によって他都市から人口が流入したり

    • 明石市を追随しない神戸市の3つの理由

      仲が悪い(?)お隣さん  昨今、メディアやSNS等で神戸市と明石市が比べられることが多くなりました。神戸市が全国トップクラスの人口減少である一方で、お隣の明石市は全国トップクラスの人口増加を実現しているからです。その違いは子育て政策によるものとかなんとか...。  はたして本当にそうなのでしょうか。  仮にそうであれば、何故神戸市は明石市の政策を追随しないのか。私なりの理由をお答えします。 ①都市の性質の違い(大都市とベッドタウン) 隣り合う神戸市と明石市は都市の性質が

      • 神戸が他都市を凌ぐ点とは⑦ 医療産業都市

        実はすごい神戸医療産業都市 神戸市のポートアイランドには「医療産業都市」があります。世界一の性能を誇るスーパーコンピューター「富岳」が設置され、医療関連の研究機関や企業団体が集積。しかしながら、ポートアイランドに日本最大級の先端医療技術の研究開発拠点が整備されていることは、神戸市民でさえあまり知りえません。 若者流失を防ぐ切り札となるか 若者が就職を機に神戸から大阪・東京に流出する昨今、特色ある企業が神戸に集まっているのは非常に喜ばしいことです。何とか優秀な大学生を神戸

        • 神戸が他都市を凌ぐ点とは⑥ おしゃれブランド

          いわゆる‟おしゃれな街”神戸 都市のイメージというのは、昔から定着したものがそれぞれ存在します。 例えば大阪は「お笑い」や「商売気質」等の印象が強く(事実かどうかは別として)、特にメディアではそのような扱いが目立ちます。 神戸も同じで「上品」や「おしゃれ」で都市の色を表されることが多いです。実際そこまでおしゃれではない神戸を「おしゃれ」だと刷り込んでくれるメディアやSNSには感謝しかありません。 神戸ブランド守れるか 実際「異国情緒で溢れるおしゃれ」な神戸は、全体の1%

        明石市を追随しない神戸市の3つの理由②

          神戸が他都市を凌ぐ点とは ⑤ 神戸ビーフ/灘五郷

          日本一の牛肉と日本酒 神戸市には美味しい名産がたくさん存在します。その中でも特に神戸ビーフの存在は世界的にも有名で、「神戸」の街について全く知らなくても「神戸ビーフ」だけは知られているほどです。日本酒も灘五郷と呼ばれ、神戸を含む一帯の製造量は日本一です。 その他にもご当地・名物・名産品・お土産といえば「そばめし」「神戸スイーツ」「味噌ダレ餃子」「神戸南京町の中華料理」「神戸ワイン」「洋菓子」などが挙げられます。 やはり、魅力が分散している 多様性を売りにしている神戸市

          神戸が他都市を凌ぐ点とは ⑤ 神戸ビーフ/灘五郷

          神戸が他都市を凌ぐ点とは ④六甲山

          港町は世界に数多くあれど、海のすぐ側に山々がそびえ立つ都市は珍しい。 初めて神戸を訪れた人は山と海の距離に驚くこと間違いないでしょう。「山岳都市」であり「港湾都市」ある奇妙な特色こそが「神戸」を「神戸」たらしめるのです。その山々の名は「六甲山」と言います。 都会であり田舎である神戸の街 都市部と郊外(田舎)の主な違いは「身近に自然を感じられる」かどうかではないでしょうか。都心は娯楽施設や交通機関が整備されている一方で、居住人口の多さも相まって、身近に自然(未開発な土地)が

          神戸が他都市を凌ぐ点とは ④六甲山

          神戸が他都市を凌ぐ点とは ③神戸港

          日本を代表する港町  神戸は言わずと知れた港湾都市です。神戸港は外国貿易コンテナの取扱量で西日本最大を誇るコンテナ港(1995年の震災の影響で規模が縮小されたとは言え)で、特に物流産業・製造業・観光産業に置いて、大きな恩恵を受けています。重工業・卸等で市内経済が成り立っているのは、市内に本社を構える企業数を見れば一目瞭然です。海がよく見える神戸ハーバーランド(モザイク・メリケンパーク等)も港町を実感できる人気の観光地です。 世はまさにクルーズ船大航海時代 世界のクルーズ

          神戸が他都市を凌ぐ点とは ③神戸港

          神戸が他都市を凌ぐ点とは ②有馬温泉

          今回は神戸市の強みの一つである「有馬温泉」について述べます。 有馬温泉は日本三代温泉の一つで、神戸市中心部から僅か30分(新幹線駅から25分・空港から55分)ほどの距離にあります。 「温泉」というカテゴリーでは京阪神で抜きん出ており、高い知名度と立地に恵まれたな温泉地は全国屈指です。 外国人観光客獲得を目指して 外国人観光客が喜びそうな「日本らしい」街並みが少ない神戸市内で、貴重な風景が広がっています。神戸市が苦手とする「インバウンド戦略」は有馬温泉をどう生かすかに掛かっ

          神戸が他都市を凌ぐ点とは ②有馬温泉

          神戸が他都市を凌ぐ点とは ①神戸空港

          京都・大阪と比べて神戸に何があるか 京阪神で神戸市が優っている点をいくつか挙げてみましょう。 強みを把握し、洗練することで都市の魅力を大幅に向上させることができます。 以下、私が思う「神戸の強み」を列挙しています。 【神戸の強み一覧】 ・空港の立地 ・温泉 ・港 ・山 ・日本酒 ・神戸ビーフ ・おしゃれブランド ・医療産業都市 …大きくこの8つが挙げられます。 今回は神戸空港について語っていきましょう。 空港の恵まれた立地 都心部に空港があるのは他都市にない強みと言える

          神戸が他都市を凌ぐ点とは ①神戸空港

          神戸市はどう生き残るか

          先行する京都大阪、置いて行かれる神戸 関西経済の中心「大阪」 世界一の観光都市「京都」 …そして「神戸」 はたして神戸には何があるのだろう… 京阪神と言えば、関西の3都市(京都・大阪・神戸)を指します。それぞれが独自の経済・文化圏を持ち、3都市合わせた経済圏は日本で2番目大きく、観光の面でも世界的に人気です。 日本で1番大きな経済圏である首都圏では、主に東京が牽引しているのに対し、京阪神では3都市が拮抗し、お互いに高め合い、しのぎを削っています。 その結果、関西が発展し盛

          神戸市はどう生き残るか