『どの様な「生産物」を私は食べたら良いのか!?』(「体質/体調別」栄養摂取のアプローチ)
【5】〜『血圧が気になる方々へ』「高血圧の予防効果のある生産物」へ〜【前編】
◉みなさんは、よく…『○○○』(野菜)は、「高血圧に良い影響を及ぼす」ので、… 『朝の血圧が気になる方々』は 是非、『○○○』を食べる事をオススメします❢❢や、『血圧が気になる方』の為に…『○○○』を食べる事を推奨します❢。
…の様な「広告/宣伝」を 目にする機会 があると思います。
(この様な「広告/宣伝」は、… サプリメントの世界でも 目にします)
今回は、…
実際に『血圧が気になる方々』は、
ただ「高血圧に良い影響を及ぼす効能の生産物(野菜/果物/ハーブ/穀物)」のみを食べれば良いのか!?。…
ですが、… 確かに、「良い影響」であれば、それに越した事はないです。
しかし、「高血圧に良い影響」と 一口に云っても、…
「生産物の成分」は、下記の様に『様々なアプローチ』を行ないます。
1]〜『血管を拡張し、血流を良くする働きがある為、「高血圧の予防」に効果のある成分…。』
※『高血圧と診断された人が血中濃度を測ると「アディポネクチンの値が低い」という観点からも、「血圧のコントロール機能」が分かる。』
➀『アディポネクチン』の含有生産物。
2]〜『生体調節ホルモンである「プロスタグランジン」の材料となる為、血中の「コレステロール値」を下げ、「血圧をコントロール」する働きがあり、高血圧を予防する効果がある成分…。』
➀『アラキドン酸』の含有生産物。
➁『不飽和脂肪酸 』の含有生産物。
3]〜『海藻類(コンブ/ワカメ等)に含まれている「ヌメリ成分」は「水溶性のアルギン酸カリウム」によるものです。
「アルギン酸カリウム」は「胃」で分解され、切り離された「カリウム」は、体内に吸収されると利用され、「アルギン酸」は「ナトリウム」と結合し、「アルギン酸ナトリウム」となり体外に排出されます。
「高血圧の原因の一つ」として、体内の「ナトリウム量の増加」がある為、「ナトリウム」を排出する働きのある「アルギン酸」は血圧を下げる効果がある成分と云える…。』
➀『アルギン酸』の含有生産物。
4]〜『血圧の上昇は、人間の体内の生理物質である「アンジオテンシンⅠ」が、「アンジオテンシンⅡ(血圧の上昇の作用がある生理活性物質)」に変換される事で、血圧が上昇する。
「イワシペプチド」の特徴である「バリルチロシン」には、「アンジオテンシンⅠ」から「アンジオテンシンⅡ」への変換に必要な「ACE酵素(変換物質)」の働きを阻害させ、「血圧を正常に保つ」効果がある成分である…。』
➀『イワシペプチド』の含有生産物。
5]〜『「高血圧症」になると、血管の壁に内側から高い圧力が続く為、血管の内壁が傷つき易くなります。
また、脆くなった血管に高い圧力が掛かった場合には、血管が破れ易くなり、脳内で血管に破損が生じてしまう。
また「高血圧症」には、明確な原因が掴めない「➀本態性高血圧症」と、腎臓や内分泌系の疾患等が原因で血圧が上昇する「➁二次性高血圧症」がある。
「SOD酵素」は「血管壁に作用」し、「血管を拡張する」為、上記のリスクを軽減する作用がある成分です。』
➀『SOD酵素』の含有生産物。
➁『フォルスコリン』の含有生産物。
6]〜『食塩の主成分である「ナトリウム」は、「カリウム」と一緒に「細胞の水分を調節する」働きがあります。
食塩を摂り過ぎると「ナトリウム」の量が必要以上に多くなり、「水分のバランス」が崩れ、血管の壁が膨張します。
また、「ナトリウム」の過剰摂取によって血管が収縮し易くなり、血管の通り道が狭くなる為、血圧が高くなります。
「カプサイシン」等の「香味成分」は、使うと「うま味」が増す為、塩分の摂り過ぎを防ぎ、高血圧を予防する成分である。』
➀『カプサイシン』の含有生産物。
➁『カリウム』の含有生産物。
7]〜『「GABA」は腎臓の働きを高め、血圧の上昇の原因となる塩分(ナトリウム)を排出する効果があると云われる。
さらに、「GABA」は正常血圧には影響せず、高血圧に対してのみ「血圧降下作用」を発揮する成分である。』
➀『GABA』の含有生産物。
8]〜『「クロム」は体内で起こるあらゆる代謝に大きく関わっています。
特に「脂質代謝」では、「脂肪酸」や「コレステロール」の合成を促進する働きによって「脂質代謝」を活発にします。
その働きによって、血液中の「中性脂肪」や「コレステロール値」を正常範囲に下げ、「動脈硬化」や「高血圧」の予防に貢献します。成分』
➀『クロム』の含有生産物。
9]〜『「アセチルコリン」は、副交感神経の「神経伝達物質」として知られており、
「アセチルコリン」が「アセチルコリン受容体」と結合する事で作用を発揮します。
(「コリン」は「アセチルコリン」の材料になります。)
「アセチルコリン受容体」の中でも、平滑筋や脳に存在する「受容体M3」に結合すると、「血管平滑筋」が拡張し、血圧が低下する成分である。』
➀『コリン』の含有生産物。
10]〜『「コンドロイチン」には、血液中の「コレステロール/過酸化脂質」を除去する働きがあり、「動脈硬化」や「高血圧」を予防する効果がある成分。』
(「コレステロール/中性脂肪」等の脂質が活性酸素によって酸化された物質を、「過酸化脂質」と呼ぶ)
➀『コンドロイチン』の含有生産物。
➁『セサミン』の含有生産物。
11]〜『「塩分」摂取による血圧の上昇は、腎臓の働きによって「塩分/水分」を取り除き、血液量を減らす事で抑えられています。しかし、「塩分」の過剰摂取により交感神経が刺激され、過剰に働く事で、こういった腎臓の働きが抑制されてしまい、血圧が上昇します。
「タウリン」には、「交感神経を抑制する作用がある」為、高血圧の予防に効果的な成分である。』
➀『タウリン』の含有生産物。
※「次回」へ、続く…。