⑤「ゴボウ🫚」〜「含有成分」から観た[相性の良い成分の組み合わせ]
次に、⑤『ゴボウ🫚』をサンプルとして、これから述べてまいります。
Ⅰ)〜、「その栄養素が、残さず身体に入って作用する為には!?」について、…
●『ゴボウ🫚の主な成分』には、[ビタミンB群(葉酸)/C/E][ミネラル群(K/Ca/Mg/P/鉄/亜鉛)][食物繊維(イヌリン)][ポリフェノール(クロロゲン酸)]
◉「葉酸/C/E」は、「小松菜🌿」を参照下さい。
◉「カリウム/カルシウム/マグネシウム」は、「タマネギ🧅」を参照下さい。
◉「鉄(Fe)」とは、「必須ミネラル」の一つで、赤血球を構成する成分となり、全身の細胞や組織に酸素を運ぶ役割をしています。
体内には、酸素を実際に運ぶ働きをしている「機能鉄」と、機能鉄が不足した時の為に蓄えられている「貯蔵鉄」があります。
「鉄」は肉類など「動物性食品」に多く含まれ、体内と同じくタンパク質と結びついた形で存在しています。
「鉄」は金属の形のままでは吸収されず、吸収される為には、「胃酸によって鉄をイオンの形に変える」必要があります。
「ビタミンC🌿🍋🍓🍊/クエン酸🍊🍋/ラクトフェリン🍼」は、この変換を助けるので、鉄と同時に摂取する事でより吸収を高める事ができます。
一方で、「穀物🌾に含まれているフィチン酸」や、「お茶に含まれるタンニン」、「卵黄🐣に含まれるホスビチン 」、「ほうれん草🌿に含まれるシュウ酸 」等は、体内で鉄と結合して鉄の吸収を妨げます。
◉「イヌリン」は、「糖の吸収を抑制」し、「血糖値の上昇を抑える」働きがあり、糖尿病予防に効果的です。
また、「善玉菌を増やし、老廃物の排出を促す」為、腸内の環境を整える効果も持っています。
「イヌリン」は「砂糖/でんぷん」等の糖類の仲間ですが、腸で水分を吸収するとゲル状になり、一緒に摂った糖質の吸収を抑える働きを持っています。
(よって、きんぴらゴボウ/牛丼🥣等、「砂糖」を使った料理でもOKです)
※イヌリンを多く含む食品として、
「ゴボウ」「菊芋🍠」「ニラ」等がある。
◉「クロロゲン酸」とは、
主に「コーヒー豆/じゃが芋🥔」等に含まれる成分です。
「抗酸化作用」の他、「脂肪の蓄積を抑える効果」等が知られており、糖尿病や肥満の予防の為のサプリメント等に利用されています。「クロロゲン酸」は、傷や紫外線などに更されると、活性酸素が生じることによって組織が傷ついてしまいます。
また、近年では「クロロゲン酸」が脂肪の蓄積を働きに注目が集まっており、「ダイエット」時の「サポート食品」の素材等として利用されています。
「クロロゲン酸」を含む食品
○コーヒー豆
○さつまいも
○じゃがいも
○りんご
○ごぼう
⑥『枝豆🫛』へ続く、…