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snafu_2020
春は鬱が加速する
タイトル通りである。楽しい話ではない。
心の奥底で認識できない感情がジャムのようにへばりついて消えてくれない。
ドラえもんの映画を見て大泣きするくらいだから、相当メンタルがやられているのだろう。
寒い冬を乗り越え生命が活発に活動を始める春。
新学期や新年度にこころを弾ませる方も多いだろう。
日の出の時間も早くなり、太陽が生命と共にいる時間も長くなってゆく。
そんな春という概念にマイナスなイメージを抱く方は少ないと思う(花粉は許せないが)。
だがしかし、私は春になるとものすごい勢いで鬱が悪化してゆくのだ。
この世の何もかもが輝いて見える。苦痛でしかない。
暗がりでみっともなく息をしている自分が惨めに思えてしまうのだ。
春を憎たらしく思う反面、春に途方もないほど憧れを抱いているのも事実で。
これをアンビバレンスというのだろう。
鬱屈した思いを抱える私のことなどお構いなしに時は進んでゆく。
そうして取り残された私が寂しいと泣くのだ。