平の日記③高校~社会人編 過去は変えられないのです
K高校に入学僕は実は高校の頃の記憶が殆どない。
思い出せる範囲で振り返ると、K高校は、文武両道を掲げた高校で部活が本当に盛んな高校であった。
僕は友人が少なく、ほとんど小太りのSと痩せた格闘技オタクのG、そしてマジメなメガネのAの4人で遊んでいた。
当時映画オタクだった僕が教室の隅で愛読書の映画秘宝を読んでいるときに、隣のクラスのイケメンSに「何その雑誌、面白そう!」声をかけられた。コミュ障陰キャだった僕は言葉も大して交わせずに雑誌を貸した。
彼との思い出はそれくらいしかない