【詩】しじん

なにを書いても
詩にならない
いくら書いても
読まれない

ええんよ、それで
君が気にやむことじゃない
読まへんのはその人のこと
書くだけでスゴい

自分が書いて
自分が読む

いちばんに読んでいる僕が
いちばんにスキを押す読者
自分の詩が大好きだ

自分が好きにならない詩を
アップするなよ
自分が好きにならない詩
誰が読むん？と

詩人が言ってた知らんよ

僕は詩人でもない庶民
トラック運転して
食べて
大好きをつらぬいて
ナニを握って
風呂入って寝る
どこでも寝る

じしんがある
しじんのじしんだ

詩は片手でつくるし
ナニは右手でこする
詩でもない詩を片手でつくるし
そんな感じで
大好きな君をアップするけど

ほんとに詩を書いているのか
ほんとに生きているのか

そこ詩人にききたい

ぜんぶ詩になる
ぜんぶ詩にしろ
ええからくらべるな

読んでくれ
自分を読んでくれ