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手のひらを太陽に

手のひらを太陽にという歌がある

♬ぼくらはみんな生きている
生きているから歌うんだ

ぼくらはみんな生きている
生きているから悲しいんだ

手のひらを太陽に
透かしてみれば
真っ赤に流れる
僕の血潮

中略

みんなみんな生きているんだ
友だちなんだ♬

この歌の好きなフレーズだ

手のひら
手のひらで思い出したことがある。

昔から手当てという言葉があるが…

ニ女を産んで間もない頃、私はあるとき、花瓶を持っていた。そしてその花瓶を、あろうことか、手が滑って落としてしまったのだ。そこにニ女が寝ていた。ニ女の額に、落とした花瓶のへこみが出来て、私は思わず手をかざし、手からビームを出す想像をした。そして長い間お祈りをして、手を離すと、みるみる内に、へこんだ傷が正常に戻っていくのを目の当たりにした。

とっさの行動だった為に、私はこの出来事を不思議と思わず、当たり前のように受け止めた。

今から考えると、なぜそういうことが起こったのか、頷けるものがある。
ひとつはニ女が、純粋無垢な赤ちゃんだったこと。
もうひとつは、母親が無心だったこと

この二つが合致して、奇跡のような出来事を創り上げたのだと思う。

奇跡というのは、奇跡を願うと現れないものだ

純粋な、欲得のない心が引き起こすものだと、今の私は感じている。

そして、もうひとつ
三女はアトピーがひどかった。毎日寝る前が彼女にとってはつらい時間で、痒くてたまらない。わたしは毎日彼女をさすって寝かしつけた。

彼女は安心して、スヤスヤと眠りについた。

これは手から発する癒しのエネルギーが彼女に伝わったと思っている。

ある時、その彼女が熱を出した時に

熱はねえ
体の中にバイキンさんが入って、そのバイキンと正義の味方が戦っているんだよ、と言うと、三女は心の中で、バイキンさんと戦う想像をしたようだ。しばらくして、熱がスーッと引いていったことがある。

これはまさしく言葉の力と想像力のたまものだ。

そして、痛い思いをするとき、昔から手をあてて、痛いの、痛いの飛んでいけ〜と母親がよく言ってるのを、皆さんは聞いたことがあると思う。

気休めという人も多いと思うが、本当に痛みが軽減するのだ。子どもの純粋な心と、先ほどの想像力を使い、母親の愛情ある癒しのエネルギーがそうさせるのだと思う

手当てとは癒しの効果があり、現代では触れ合いにより、オキシトシンが出ると癒されると言われている。
昔の人はそんなこと知らなくても自然と癒しの治療をしていたのだ。

わたしが昨年、咳が酷い時に、コメントで、さすってあげられないけれど、と言ってくださる人がいた。何気ないひと言だったが、その言葉だけでも、元気をいただけた気がする
言葉の力というのは大きい。
私はその方がさすって下さるのを想像して、心が癒された

大人になっても、この純粋な心を忘れずに、美しいことば、元気になることば、優しい思いやりのあることばをかけ、手から発するエネルギーを、自分自身にも、他の人のためにも、惜しみなく使っていきたい。

我が家のベランダは南東なので、朝9時半頃から太陽が家の中を照らしてくる

偶然かもしれないが、雲に隠れていても太陽に向かって、私なりの言葉を発して祈ると、まぶたの裏に太陽がぱあーっと広がり、体じゅうにエネルギーを降り注いでくれる(雨の日は別です)

こんな事書いても信じてもらえないでしょうけど(笑)

これからは自分自身をも大切にしながら、人々にも癒やしの心で接していきたいと、手のひらを太陽に向けて、あらためて新年の決意をしたのである。





くりすたるるさんの#手に応募します。この記事によって、大切なことをあらためて確認出来ました。有難うございます。くりすたるるさん、よろしくお願い致します。

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