【植物手帳】金木犀 キンモクセイ
金木犀
キンモクセイ
歩いていると
ふと甘い香りが
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どこからだろうかと
しばらく歩くと
金木犀の花がたくさん
咲いていました
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かなりの距離を歩いて
見つけることも多く
その香りの強さが
窺えます
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金木犀の中でも
とりわけ有名なのが
三島大社の金木犀
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樹齢は1200年を超え
かなりの巨木
時には2里（約8キロ）先まで
香りが届いたと言われています
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あまり強すぎる香りだと
私は気持ち悪くなったり
頭痛になってしまうのですが
金木犀は柔らかさがあるためか
そんな風にはならず
大好きな香りです
この香りは
イライラを和らげる効果の他
食欲を促進させる成分を
減少させる効果があり
ダイエットにも効果があるとのこと
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楊貴妃が好んだと言われる
桂花陳酒や
乾燥させた花を使う
桂花茶など
食用にも使われています
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人には好まれる香りですが
虫は嫌いな香りだそうで
一部のアブ以外はほとんど
やってきません
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「γ-デカラクトン」という
モンシロチョウなどの虫が
苦手とする成分が入っていて
蚊なども近寄らなくなるそうです
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普通甘い香りに
たくさんの虫がやってきそうな
ものですが不思議ですね
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そんな金木犀
花はよく見かけますが
実をつけているところは
見たことがありません
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調べてみると
日本には雄株しかないそうです
金木犀は
雌雄異株の中国原産の樹木
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挿し木で容易に増える
金木犀は
江戸時代に日本に渡来した際
花つきがいい雄株だけ
増やされたそうです
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樹皮は灰色のごつごつした質感
木犀の犀は
動物のサイのことで
樹皮とサイの肌が似ていることから
この名がつきました
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花言葉は
「謙虚」「謙遜」「気高い人」
「真実」「陶酔」「初恋」
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Osmanthus fragrans var. aurantiacus
モクセイ科
モクセイ属
花期：9~10月
原産地：中国
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