【植物手帳】水葵 ミズアオイ
水葵
ミズアオイ
さらさらと水が流れる湿地に
何とも言えない
淡い青紫の上品な色の花
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湿地で紫の花なので
花菖蒲に似ているのかなと思いきや
花の形もはっきりとした6弁花で
葉はホテイアオイに似ていて
意外な形に驚きます
かつては水葱（なぎ）と呼ばれ
水葵と呼ばれるようになったのは
おそらく江戸時代から
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ハートのような葉の形と
徳川の葵の紋が似ているためではないかと
考えられています
水葱(ナギ)の字に葱が入っているように
かつては食用であったとか
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若い芽や葉を塩ゆでにしてさらし
汁物や和え物にしていたそうです
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除草剤や河川整備などの影響で
年々数が減少
絶滅危惧種に指定されています
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花が終わると、種子をさせるため
枯れだしてしてボロボロになってしまいます
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綺麗なものではありませんが
そこまでして作る種は
他とは少し違います
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埋土種子といい
翌年すぐには発芽せず
長く休眠するのが特徴
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その長さは４０年に及ぶことも
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種が深くに沈んでしまい
長らく生えてこなかったのに
耕したときに急に復活することが多いようで
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東北の津波の被災地では
幻の水葵が復活したと
癒しと勇気を与えたと話題になりました
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花言葉は
「前途洋々」
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Hypoxis aurea Lour
ミズアオイ科
ミズアオイ属
アジア原産
花期：８～１０月
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