見出し画像

【植物手帳】銀龍草擬 ギンリョウソウモドキ

銀竜草擬
ギンリョウソウモドキ


植物園の人の情報がなければ
見過ごしてしまってました
.
薄暗い林床で
ほんの少しだけの群落で
ひっそりと
.
けれども一度見ると
不思議なような
薄気味悪いような
インパクトの強い植物です
.
首をかしげるかのように
花が咲いていて面白い
.
もののけ姫にでてくる
コダマのようにも見えます
.
全体に緑色でなく白色なのは
葉緑素をもたないため
.
光合成をすることなく
菌根を形成して
落ち葉などを分解・吸収
する腐生植物です
.
透明感のある白い茎には
退化した葉が鱗のようについていて
これが銀龍の名がついている
由縁でしょう
.
モドキとついているのは
他に「ギンリョウソウ」があり
それに似ているため
.
この〇〇モドキという名前
他にもたくさんありますが
植物からしたら別に似せてるわけでもなし
はた迷惑に思っているかもですね
.
両者の違いは
・ギンリョウソウ
 春~夏に開花
 液果(多肉質な実)後に無くなることが多い
.
・ギンリョウソウモドキ
 夏~秋に開花
 蒴果(乾燥した実)そのまま残ることが多い
.
花言葉は
「神秘」「静寂」
.
Monotrapa uniflora
イチヤクソウ科
シャクジョウソウ属
原産地:日本、中国、朝鮮半島、ヒマラヤ地方、北アメリカ
花期:8~10月
.
#ギンリョウソウモドキ
#六甲高山植物園
#植物


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?