【植物手帳】菊葉山火口 キクバヤマボクチ 2 植物手帳 2024年9月12日 14:40 菊葉山火口キクバヤマボクチ.少し日当たりのある明るい木陰にちいさな栗のような花が重たそうにゆらゆらと揺れています.名前を見るとキクバヤマボクチ.何やら呪文のような難しい名前に聞こえますが漢字にして分解してみると分かりやすい.火口(ホグチ)とは火打石で火を起こしたときに着火させる綿毛のこと.てっきり花の部分を燃やすのかと思いましたが葉の裏には細かな綿毛がついていてそれを燃やすそう.後から調べて葉裏を見逃してしまいしまったと後悔しました.菊場は葉に深い切れ込みがあることから.ヤマボクチには他にオヤマボクチ(雄山火口) やハバヤマボクチ(葉場山火口)がありますがどちらも葉に切込みはないそうです.いがぐりのような花なので痛いのかと思い触ってみると栗ほど硬くはないのでいた気持ちいいといったところ.ひとつの花のように見えますがトゲにみえる部分は総苞片.トゲの先端から白または紅紫の小さな筒状の花を多数咲かせます.この植物にはフラボノイド、タンニン、サポニンなど抗酸化作用のある物質が含まれていることがわかr近年美容製品に使われているそうです.もしかしたらいつのまにかこの植物にお世話になっている方もいらしっしゃるかもですね.花言葉は「祝福」.Synurus palmatopinnatifidus var. palmatopinnatifidusキク科ヤマボクチ属日本・朝鮮半島原産花期 9~10月. #キクバヤマボクチ #六甲山高山植物園 #植物 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #植物 #六甲山高山植物園 #キクバヤマボクチ 2