【植物手帳】菊葉山火口 キクバヤマボクチ

菊葉山火口
キクバヤマボクチ
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少し日当たりのある
明るい木陰に
ちいさな栗のような花が
重たそうにゆらゆらと
揺れています
.
名前を見ると
キクバヤマボクチ
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何やら呪文のような
難しい名前に聞こえますが
漢字にして分解してみると
分かりやすい
.
火口(ホグチ)とは
火打石で火を起こしたときに
着火させる綿毛のこと
.
てっきり花の部分を燃やすのかと
思いましたが
葉の裏には細かな綿毛がついていて
それを燃やすそう
.
後から調べて
葉裏を見逃してしまい
しまったと後悔しました
.
菊場は葉に深い切れ込みが
あることから
.
ヤマボクチには他に
オヤマボクチ(雄山火口) や
ハバヤマボクチ(葉場山火口)がありますが
どちらも葉に切込みはないそうです
.
いがぐりのような花なので
痛いのかと思い触ってみると
栗ほど硬くはないので
いた気持ちいいといったところ
.
ひとつの花のように見えますが
トゲにみえる部分は総苞片
.
トゲの先端から
白または紅紫の
小さな筒状の花を
多数咲かせます
.
この植物には
フラボノイド、タンニン、サポニン
など抗酸化作用のある物質が
含まれていることがわかr
近年美容製品に使われているそうです
.
もしかしたら
いつのまにかこの植物に
お世話になっている方も
いらしっしゃるかもですね
.
花言葉は
「祝福」
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Synurus palmatopinnatifidus var. palmatopinnatifidus
キク科
ヤマボクチ属
日本・朝鮮半島原産
花期 9~10月
. #キクバヤマボクチ #六甲山高山植物園 #植物

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